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明治以降国語問題諸案集成 下巻

定価: 15,840 (本体 14,400 円+税)
上巻(語彙・用語・辞典・国語問題と教育)編。 下巻(文体・語法・音韻・方言)編。
【編者略歴】
吉田澄夫
東京大学文学部卒業
前 文部省国語調査官
武蔵野女子大学教授
埼玉大学名誉教授

井之口有一
東京高師研究科卒業
前 文部省国語調査官補
前 岐阜師範学校教授
前 京都府立大学女子短大教授
聖母女子短期大学教授
目次を表示します。

凡例
明治以降における国語問題解決の諸案概説
第一部 文体(言文一致)編
 解説
 一、明治三十四年七月 山田美妙斎著 言文一致文例[抄]
 二、明治三十四年七月 堺枯川著 言文一致普通文[抄]
 三、明治三十四年十一月 小島一騰著 言文一致
 四、明治三十五年九月 藤井金吾 普通教育言文一致[抄]
 五、明治四十年二月 堀江秀雄著 言文一致の作法
 六、明治四十四年四月 国語調査委員会編 口語体書簡文に関する調査報告[抄]
 七、大正九年一月文部省編 口語文用例案 第一輯
第二部 語法編
 解説
 一、明治四年(一八七一) アストン著 日本口語小文典[抄]
 二、明治六年七月 馬場辰猪著 日本語初等文典[抄]
 三、明治二十年四月 チャンブレン 文章法[抄]
 四、明治二十一年十月 チャンブレン著 A Handbook of Colloquial Japanese[抄]
 五、明治三十年一月 大槻文彦著 広日本文典[抄]
   [付]明治三十年一月 大槻文彦著 広日本文典別記[抄]
 六、明治三十四年七月 石川倉次著 はなしことばのきそく[抄]
 七、明治三十六年八月 国語調査委員会 口語法取調ニ関スル事項
 八、明治三十八年十二月二日 文部省告示第百五十八号 文法上許容スベキ事項
 九、明治三十九年二月 国語調査委員会編 現行普通文法改定案調査報告之一
 一〇、明治三十九十二月 国語調査委員会編 口語法調査報告書[抄]
    [付]口語法分布図[指定ノ云ヒ方「だ」「ぢや」「や」等の分布図]
 一一、明治四十一年三月 国語調査委員会編 口語法取調ニ関スル事項
 一二、明治四十一年三月 国語調査委員会 東京語敬語法略表
 一三、大正五年十二月 国語調査委員会編 口語法[抄]
    [付]大正六年四月 国語調査委員会編 口語法別記[抄]
 一四、昭和二十七年四月 国語審議会建議 これからの敬語
第三部 音韻編
 解説
 一、明治三十六年 上田万年 P音考
 二、明治三十六年八月 国語調査委員会 音韻取調ニ関スル事項
 三、明治三十八年三月 国語調査委員会 音韻調査報告書[抄]
   [付]明治三十八年三月 国語調査委員会編 音韻分布図[ガ行鼻音NG分布図]
 四、明治四十一年三月 国語調査委員会 音韻取調ニ関スル事項
 五、大正八年七月 文部省 アクセントとは何か
 六、昭和十九年八月 文部省制定 発音符号
第四部 方言編
 解説
 一、明治八年三月 ダラス 米沢方言
 二、明治十三年十二月 沖縄県学務課 沖縄対語[学校ノ部]
 三、明治二十一年二月 青田節著 方言改良論[一、方言改良ノ必要 二、方言改良ノ方法]
 四、明治三十五年十二月 田中勇吉 越佐方言集[用語ノ部]
 五、明治三十五年七月 佐賀県教育会編 佐賀県方言辞典[方言改良ノ方案]
 六、明治三十七年十月 国語調査委員会 方言採集簿
 七、明治三十九年四月 鹿児島県教育会編 鹿児島方言集[方言と普通語との対照表]
索引
著者吉田澄夫・井之口有一 編
発行年月日1973年07月31日
頁数914頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0407-9