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明治以降国語問題諸案集成 上巻

定価: 15,400 (本体 14,000 円+税)
上巻(語彙・用語・辞典・国語問題と教育)編。 
下巻(文体・語法・音韻・方言)編。

【編者略歴】
吉田澄夫(よしだ すみお)
東京大学文学部卒業
前 文部省国語調査官
武蔵野女子大学教授
埼玉大学名誉教授
国語審議会委員(第9・10期)

井之口有一(いのぐち ゆういち)
東京高師研究科卒業
前 文部省国語調査官補
前 岐阜師範学校教授
前 京都府立大学女子短大教授
聖母女子短期大学教授
目次を表示します。

凡例
明治以降における国語問題解決の諸案概説
第一部 語彙編
 解説
 一、大正八年五月澤柳政太郎外二氏 兒童語彙の研究[抄]―(新入兒童の語彙)調査の目的及方法並に結果―
 二、昭和八年三月土居光知 基礎日本語表(分類)
 三、昭和九年調査着手南満洲教育會教科書編輯部編 基礎日本語[抄]
 四、昭和十九年六月國際文化振興會 日本語基本語彙[抄]―基本語彙選定の方針・目的・價値・方法・語彙例―
第二部 用語編
 解説
 一、大正十五年~昭和三年臨時國語調査會 漢語整理案[付] 大正十五年~昭和三年臨時國語調査會 五十音順漢語整理案
 二、大正十五年十一月大阪毎日新聞社 漢字制限に伴ふ 新用語[抄]
 三、昭和六年一月三十一日内閣訓令號外 資源に關する標準用語ノ使用普及ニ關スル件 昭和六年十一月三十一日内閣告示第一號薬品標準用語
 四、昭和九年三月臨時國語調査會 國號呼稱統一案
 五、昭和十五年五月陸軍省 兵器用語集(其ノ一)[抄]―通牒・例言・一般部品―
 六、昭和十七年内閣情報局 週報用字例[抄]―類似語―
 七、昭和二十七年四月内閣通知 「公用文改善の趣旨徹底について」ならびに「公用文作成の要領」
 八、昭和二十八年十一月文部省用字用語改善研究会 用字用語例[抄]
 九、昭和三十一年七月國語審議会報告「同音の漢字による書きかえ」について
 一〇、昭和三十五年十二月文部省学術用語分科審議会 学術用語審査基準
第三部 辭書編
 解説
 一、慶應三年五月ゼー・シー・ヘボン 和英語林集成[抄]―プリフェース・イロハ五十八字・イントロダクション・本文の一部―
 二、明治四年~十七年文部省編輯寮 語彙[抄]―凡例・引用書目・阿部・衣裳の一部―
 三、明治二十二年~二十四年大槻文彦編 日本辭書言海[抄]―編纂大意・凡例・索引指南・「あ」部の一部―
 四、明治二十五年~二十六年山田美妙編 日本大辭書[抄]―語法摘要・同音異字表・序・阿部の一部
第四部 國語問題と教育、その他編
 第一 國語問題と教育 解説
 一、明治六年一月序アーネスト・サトウ 會話篇[抄]
 二、明治六年五月市岡正一 童蒙讀本會話篇および同二篇
 三、明治三十四年四月伊澤修二 視話法[序文・緒言]
 四、明治三十四年八月坪内雄蔵 「國語讀本」編纂要旨[抄]―記叙法・文章・挿畫・掛圖―
 五、明治三十六年八月文部省 尋常小學讀本 巻一
 六、明治三十七年二月文部省 尋常小學讀本編纂趣意書[抄]
 七、明治四十五年五月五十嵐力著 國定讀本文章の研究[抄]
 八、大正元年東京高等師範学校 國定國語讀本に對する意見
 九、昭和五年六月石川倉次 聾唖兒の國語教順の端書
 一〇、昭和十五年・十六年文部省編 日本語教科書 ハナシコトバならびに同學習指導書[抄]
       ― 一 ハナシコトバ上、二 同學習指導書上[抄]―
 一一、昭和十六年四月文部省 ヨミカタ一(國民學校一年前期用)の發音(「ヨミカタ一 教師用」所収)
 第二 その他 解説
 一、明治六年成福(示へん)澤諭吉 會議辯
 二、明治十八年七月馬場辰猪 雄辯法[抄]
 三、明治三十六年六月上田萬年 國語に就きて日本國民の執るべき三大方針
 四、大正九年三月坪内逍遥 脚本の朗讀法
 五、昭和八年一月臨時産業合理局 書類の書方
 六、昭和十七年三月國語協會 文章を書くときの心得三か條
 七、昭和二十五年六月国語審議会 国語問題要領
 八、明治三十七年七月国語審議会建議 話しことばの改善について
 九、昭和三十六年三月国語審議会部会報告 語形の「ゆれ」の問題

索引
著者吉田澄夫・井之口有一 編
発行年月日1972年04月30日
頁数824頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0388-1