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奈良時代東国方言の研究

奈良時代東国方言の研究

定価: 8,140 (本体 7,400 円+税)
古代日本が国家形成するに至る過程と、民族発展の歴史的関係における方言的諸要素の成立・要因・変遷の様相を、各種資料に基き解明。その特殊性につき例証詳述。

【この書籍は現在品切・重版は未定です(2010.12.14~)】
目次を表示します。
自序
第一章 奈良時代東国方言成立の史的周辺
 第一節 序説
 第二節 日本における方言発生の社会史的・文化史的条件
 第三節 日本民族・原始大和国家の形成と文化圏・社会・人種・言語
 第四節 古代蝦夷族とアイヌ語的地名の分布状態
 第五節 現日本人の形質人類学上の地方的差異と方言区画
 第六節 弥生・古墳文化の東漸と史前日本語
 第七節 東人―防人歌作者の夷種性
第二章 古代日本語における音節結合の法則―有坂法則を中心に―
 第一節 序説
第二節 古代日本語の母音組織と音節結合
     ―乙類オ列音とウ列音との結合について―
第三節 用言における音節結合と語幹・接尾辞との関係
 第四節 八母音の結合単位を構成する能力
 第五節 古事記のホ音について
第三章 奈良時代東国方言の資料
 第一節 表記法から見た万葉集巻十四(東歌)の成立について
 第二節 常陸国風土記の歌謡と東国方言
第四章 奈良時代東国方言の音韻
 第一節 中央語系古代語との音韻的差異から見た東国諸国の方言状態
第二節 東国方言における甲乙両類の混同と音節結合について
第三節 東国方言の音韻に現われた下位方言区画とその成立について
(その一)
第四節 東国方言の音韻に現われた下位方言区画とその成立について
(その二)―エ列音を中心に―
第五節 東国方言の音韻に現われた下位方言区画とその成立について
(その三)
第五章 奈良時代東国方言の語法
 第一節 東国方言における四段活動詞のア列音に付く「る」について
 第二節 古代日本語における複語尾的四段活「る」について
 第三節 東国方言に残存する特殊語とその語法
 第四節 東国方言的語法と中央語系古代語に残存する古い語法
 第五節 万葉集の防人歌と東歌における東国方言の語法概観
 第六節 東国方言圏における方言的語法の分布から見た小方言区画
第六章 奈良時代東国方言の語彙
 第一節 東国方言における方言的語彙の分布から見た小方言区画
 第二節 東国方言の語彙と中央語系古代語の語彙との関係
第七章 奈良時代東国方言の実態と成立過程
 第一節 奈良時代東国方言の実態
 第二節 東国方言の成立と古墳文化
     ―結論に代えて―
付録
 Ⅰa 中央語系音韻と東国諸国の音韻との差異
(付 東国方言的語彙・語法の主なもの)
 Ⅰb 中央語系古代語と母音が相異する東国諸国の国・郡別語彙分布図
Ⅰc 中央語系古代語と東国方言との音韻差異の諸国・郡別事例数
 Ⅱ 東国方言にのみ見える、差は著しく現われる語彙・語法の諸国別事例
 Ⅲ 末期縄文文化を基盤として成立した弥生文化圏
 Ⅳ 奈良時代東国方言地域における国造時代の国造統治圏とその圏内にお
ける古墳文化
 Ⅴ 銅鐸・銅利器分布図
 Ⅵ 主要遺跡の位置図
Ⅶ 奈良時代東国方言(万葉集)における中央語系古代語と東国方言との
事例及び事例数の比較(形容詞・同士・複語尾・助動詞・助詞)一覧表
索引
 人名索引
 事項索引
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著者福田良輔 著
発行年月日1965年06月20日
頁数580頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0234-1