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連歌の心と会席

定価:本体 2,800 円+税

連歌は、他の文学は勿論、礼儀作法なども含め、日本の心・美意識の精粋とも言ってよい。本書はそのような連歌という文芸の文化としての総体を論じたものである。

【著者略歴】
廣木一人(ひろき かずひと)
1948年、横浜市に生まれる。1978年、青山学院大学大学院文学研究科日本文学日本語専攻博士課程退学。現、青山学院大学文学部教授。
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
はじめに
 連歌の魅力
 連歌の発展
 連歌の絶滅
 連歌の衰退
 近代の思潮
 子規の否定
 連歌の重要性
第一章 連歌の方法―「愛宕百韻」を手がかりに
1 「愛宕百韻」
 本能寺の変
 光秀発句の真相
2 連歌の詠まれ方
 百句を連ねる
 付合
 連続と飛躍
 古典主義
 発句
 当季
 切字
 切字四十八文字
 挨拶
 参加人数
 作句数
3 式目
 輪廻
 式目の内容
 一座何句物事
 何句可隔物事
 句数事
 行様
 伝統文化と式目
 可分別物・水辺体用事・体用事
第二章 連想の基盤―古典主義の文芸
l 寄合という方法
 寄合とは
 付合の種類
 寄合という付合
 寄合の成立
 源氏寄合
 寄合と本歌・本説
 寄合からの脱却
2 本意及び本歌・本説
 連想の基盤
 本意というもの
 本歌付
 『新古今集』と連歌
 本説付
 本意付
 光秀発句の本意
 時節の本意
 詞付と本意付
3 古典研究
 付合のための古典
 文学としての古典
 宗舐と『古今集』
 古典研究者としての宗祀
 連歌師の古典学
第三章 連歌会席―『猿の草子』の連歌会席図を手がかりに
1 会席の文芸ということ
 人々の集い
 寄合・一揆・座
 会席の文芸
2 『猿の草子』について
 物語の概要
 『猿の草子』の時代
 成立時期
 制作目的
 有力武家への対抗意識
 将軍御成記 
3 伊賀守の連歌興行
 連歌興行の意志
 宗匠への依頼
 宗匠
 座の宗匠
 執筆
 執筆のなり手
 発句と脇句の作者
 連歌会の時間
 茶・茶菓子
 茶・香の寄合
 会席における茶・香
 一巡
 第三句以下
4 『猿の草子』の連歌会場
 伊賀守邸
 伊賀守邸の座敷
 酒宴と連歌会の座敷
5 連歌興行の場所
 初期の連歌会
 後鳥羽院主催の連歌会
 特殊な場所 
 花の下
 笠置連歌
 閣
 会所
 連歌会所
 四畳半の座敷
 庭
6 座敷飾り
 『猿の草子』の座敷飾り
 座敷飾りの成立
 押板・違棚・付書院
 天神名号
 『猿の草子』の茶道具
 立花・香
 『猿の草子』の名品・名物
第四章 連歌会席作法
1 連歌会の諸相
 歌会後の余興
 賭物連歌
 文学化
2 連歌会の進行
 連歌会当日前
 当日
3 連歌会席に臨む心得
 会席二十五禁
 他書での注意
 『連歌会席式』
 礼法
 『宗五大草紙』
 連歌での作法
4 亭主の役割・作法
 連歌興行を主催
 連絡の余裕
 連歌会場の設営
 浜拶・接待など
 会席の経費
5 連衆の作法
 参加への心構え
 古典の復習
 発句などの用意
 平句の場合
 出座・遅刻・中座
 出句
 出合
 分句
 出句の頃合
 指合
 飲食などの注意
6 執筆作法
 執筆の用具
 出座
 文台捌き
 立て膝
 懐紙への記載
 匂いの花
 会席の終了
 出句の捌き
 句の裁可
 指合の処理
 句の読み上げ
 懐紙の用い方
 懐紙書様
 その他の書記上の注意
 遅刻者への対応
 その他の振舞い
主要参考書
あとがき

著者廣木一人 著
発行年月日2006年09月30日
頁数310頁
判型 四六
ISBNコード978-4-7599-1584-6

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