博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

アメリカ合衆国障害児学校史の研究

アメリカ合衆国障害児学校史の研究

定価: 25,080 (本体 22,800 円+税)
合衆国の障害児(者)処遇が、「公教育化」と「収容施設化」とに分化する変遷過程を19世紀半ばから世紀末までに焦点づけ、原資料を駆使して多角的、実証的に考察。
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目次を表示します。

はしがき
序章 課題と方法
 第一節 先行研究と課題の設定・方法
 第二節 構成と資料
   文献および注
第一章 慈善的教育施設としての盲院の創設と卒業後問題の発生
 第一節 慈善的教育施設としての盲院の創設
  1.創設への基本的動因
  2.職業自立のための教育と学校的性格の萌芽
  3.救貧的性格の保持・卒業後問題の萌芽とアメリカ型盲院の模索
   文献および注
 第二節 教育施設としての確立と卒業後問題の発生
  1.成人作業所の開設と盲人の働く権利諭
  2.分離・分散論の登場と勤勉・独立・自侍への育成
  3.年少盲児教育機関への条件整備
  4.教育・職業訓練の二重機能の確立とコモンスクールとしての盲院へ
   文献および注
第二章 「学校」としての白痴学校の創設と理念の挫折
 第一節「学校」としての白痴学校の創設
  1.創設への基本的動因
  2.軽度児中心の教育対象と欠格条項の厳守
  3.多面的な基礎的教育
  4.学校単一機能と教育成果に対する失望
   文献および注
第二節 白痴学校理念の挫折と卒業後問題の発生
  1.自活可能の否定と無力児・成人問題
  2.学校単一機能の矛盾と収容保護部門の開設
  3.貧困防止・倹約=救貧行政への組み込みと教育の経済論的見直し
   文献および注
第三章 盲学校における公教育の補完と精神薄弱学校における大規模・
    隔離化
 第一節 教育の改善と盲学校における公教育の補完
  1.公教育の一環としての盲学校教育と義務教育からの排除
  2.精神薄弱学校における教育・収容需要の増大と成人女子問題
  3.盲学校教育の根本的改革
  4.精神薄弱学校における教育機能の確立と対象・教育内容の限定
   文献および注
 第二節 精神薄弱学校における大規模・隔離化と盲学校における成人施設
     の分離・拡大
  1.大規模・隔離化と総合・分化による分類処遇の徹底
  2.貧困・悪徳・犯罪の源としての精神薄弱と盲における社会防衛的性格
    の潜在化
   文献および注
 補節 私立ベアリィ校―小規模な教育的ホームとしての発展
  1.多様な教育・保護対象と富裕層への限定
  2.作業の早期導入と娯楽の重視
   文献および注
終章 まとめと今後の課題
   文献および注
文献
索引
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者中村満紀男 著
発行年月日1987年02月28日
頁数726頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0673-8