博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社｜(株）風間書房

狩猟伝承研究　続

定価： 13,200 円（本体 12,000 円＋税）

著者四半世紀の山村採訪を軸に、信ずべき先学の報告記事を渉猟しつつ考察を加え、信仰や芸能の発生をも探り、猟師の古老たちからの聞書や狩の巻物の内容によって民族心意の深奥に迫る。【全6冊】

第20回秩父宮記念学術賞受賞

【著者略歴】
千葉徳爾(ちば　とくじ)
1916年千葉県に生れる。同年東京に移り、1939年東京高等師範学校文科4部卒業。1950年東京高師助教授、以後、東京教育大、信州大、愛知大、筑波大、明治大を経て、1986年定年退職。理学博士(東北大)、文学博士(東京教育大)。
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
例言
序説　狩猟と山中他界観
　第一章　日本人と野獣
　第二章　山言葉などについて
第一部　狩猟伝承の現状
　第一章　南西諸島のいのししとその狩猟
　第二章　東日本における狩猟伝承の現状
　　　　奈良県吉野郡天川村沢原
　　　　岐阜県高山市三之町
　　　　長野県下伊那郡南信濃村梶谷
　　　　栃木頻上都賀郡粟野町入粟野
　　　　秋田県雄勝郡東成瀬村手倉
　　　　岩手県和賀郡沢内村
　第三章　武藤鉄城著「秋田マタギ聞書」を読んで
第二部　狩と山の神信仰
　第一章　山の神とオコゼから
　第二章　山の神の祭り方
　第三章　狩と山の神信仰
第三部　狩猟者の性格
　第一章　狩人とその伝承
　第二章　奥羽マタギ文書の研究
　第三章　西山小猟師について
　　　　一　問題の意義
　　　　二　資料の整理
　　　　三　新しい分布
　　　　四　西山猟師譚の類型
　　　　五　現在の到達点
　中間的結論　日本における狩猟者の出自
付録　狩猟伝承関係文書
　　　　l　唱え口
　　　　2　熊掛ケ祭文
　　　　3　山ノ神祭
　　　　4　西山方両し
　　　　5　天けやう所之さい文
　　　　6　三面相山猗五法事
　　　　7　流木往来
　　　　8　山神祭文
　　　　9　猟師暦代許可大★(事)
　　　　10　山立油来起
　　　　11　山立根本巻
　　　　12　山達初り
　　　　13　鉄砲秘方秘曲並猟師之由来譲抜書
　　　　14　山神狩人秘法之大事
　　　　15　山狩人之初山立之巻物山立又愧之初り
　　　　16　熊中狐島之送り
　　　　17　覚
あとがき
索引
Table of Contents,in English.
著者千葉徳爾 著
発行年月日1971年12月25日
頁数610頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0381-2