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中学生のナーチュランスを形成する発達教育プログラム

定価: 12,100 (本体 11,000 円+税)
コミュニティ心理学の視点から社会的子育てに必要な養護性を形成する心理教育プログラムを、中学生を対象に開発しそれを評価。学校臨床での実践をモデル化した大著。

【著者略歴】
藤後悦子(とうご えつこ)
筑波大学教育研究科修了
東京学芸大学連合大学院学校教育研究科単位取得満期退学
筑波大学にて博士号(学術)取得、
現在、東京未来大学子ども心理学部准教授
目次を表示します。
まえがき
序章
 第1節 問題と目的
 第2節 本論文の構成
 第3節 本論文で用いる基本概念の定義
第1部 社会的子育て観にもとづく中学生のナーチュランスモデルの検証
第1章 ナーチュランス研究の現状と課題
 第1節 中学生のナーチュランスを研究する意義
 第2節 ペアレンティングに必要なナーチュランスの位置づけ
 第3節 中学生のナーチュランスに関連する要因
 第4節 中学生のナーチュランスに関する概念モデルの構築
 第5節 本章の要約
第2章 中学生のナーチュランスの実証的研究のための問題提起
 第1節 中学生のナーチュランスと社会的子育て研究の課題列挙
 第2節 中学生のナーチュランス尺度の問題点
 第3節 親子関係以外の要因検討の必要性
 第4節 関係性要因としての学校生活と地域関係の検討の必要性
 第5節 社会文脈要因としての社会的子育て観の検討の必要性
 第6節 本章の要約
第3章 社会的子育て観にもとづくナーチュランスの関連要因の検討(研究1)
 第1節 事例研究1「他人の子ども」へのナーチュランスの態度構造と規定要因Ⅰ
     ―子育て中の親の「他人の子ども」に対する態度の面接調査(研究1-1)―
 第2節 事例研究2「他人の子ども」へのナーチュランスの態度構造と規定要因Ⅱ
     ―子育て経験を通した態度変容(研究1-2)―
 第3節 本論文で検証する中学生のナーチュランスモデル
 第4節 本章の要約
第4章 社会的子育て観にもとづく中学生のナーチュランス尺度の作成と因果関係モデルの検討
 第1節 中学生を対象とした面接調査(研究2)
 第2節 社会的子育て観にもとづく中学生のナーチュランス尺度の作成と因果関係モデルの検討(研究3)
 第3節 本章の要約
第2部 社会的子育て観にもとづく中学生のナーチュランスを形成するペアレンティングプログラムの開発
第5章 ペアレンティングプログラムに関する心理学的実践研究の概観
 第1節 米国のペアレンティングプログラムの研究動向
 第2節 米国の学校におけるペアレンティングプログラムの研究動向
 第3節 日本のペアレンティングプログラムの研究動向
 第4節 日本の学校におけるペアレンティングプログラムの研究動向
 第5節 ナーチュリングプログラムの分析
 第6節 本章の要約
第6章 ペアレンティングプログラムの開発,実践,評価に関する実証的研究のための問題提起
 第1節 コミュニティ心理学的介入の意義
 第2節 中学校におけるペアレンティングプログラムの開発と評価の課題の列挙
 第3節 ペアレンティングプログラムの教育的効果の検討の必要性
 第4節 学校臨床としてのペアレンティングプログラムの実践課題の列挙
 第5節 本章の要約
第7章 社会的子育て観にもとづく中学生のナーチュランスを形成するペアレンティングプログラムの開発
 第1節 社会的子育て観にもとづく中学生のナーチュランスを形成するペアレンティングプログラムの開発
 第2節 本章の要約
第3部 発達教育プログラムの効果測定
第8章 発達教育プログラム2005の評価(研究4)
 第1節 発達教育プログラムの効果測定としてナーチュランス,社会的子育て観,中学生の生活を検討する意義
 第2節 発達教育プログラム2005がナーチュランス,社会的子育て観,中学生の生活に与える効果(研究4-1)
 第3節 プロセス評価としての体験過程内容
     ―子ども関係,保育士関係の要因検討の必要性―
 第4節 発達教育プログラム2005のプロセス評価(研究4-2)
     ―子ども関係,保育士関係による影響―
 第5節 発達教育プログラム2005の質的研究の必要性
 第6節 発達教育プログラム2005の質的効果(研究4-3)
 第7節 教員とゲストスピーカーによる発達教育プログラム2005の評価(研究4-4)
 第8節 本章の要約
第9章 発達教育プログラム2006の評価(研究5)
    ―幼児の中学校訪問を中心としたプログラム(1)―
 第1節 発達教育プログラム2006がナーチュランス,社会的子育て観,中学生の生活に与える効果(研究5-1)
 第2節 プロセス評価としての体験過程内容
     ―認知的要因としての同一化,対人理解の要因検討の必要性―
 第3節 発達教育プログラム2006のプロセス評価(研究5-2)
     ―認知的要因としての同一化,対人理解による影響―
 第4節 本章の要約
第10章 発達教育プログラム2007の評価(研究6)
    ―幼児の中学校訪問を中心としたプログラム(2)―
 第1節 発達教育プログラム2007がナーチュランス,社会的子育て観,中学生の生活に与える効果(研究6-1)
 第2節 プロセス評価としての体験過程内容
     ―内的作業モデルの要因検討の必要性―
 第3節 発達教育プログラム2007のプロセス評価(研究6-2)
     ―内的作業モデルによる影響―
 第4節 本章の要約
第4部 発達教育プログラムの実践モデルの構築
第11章 発達教育プログラムの実践モデル(研究7)
 第1節 発達教育プログラムの実践モデルを検討する必要性
 第2節 発達教育プログラムの実践モデルに構築
 第3節 本章の要約
終章 本論文の総括
 第1節 中学生のナーチュランスと社会的子育て観に関連する要因の総括
 第2節 中学生のナーチュランスを形成する発達教育プログラム開発の総括
 第3節 発達教育プログラムの効果の総括
 第4節 発達教育プログラムのプロセス評価の総括
 第5節 中学生のナーチュランスモデルの再検討
 第6節 発達教育プログラムの教育的効果の総括
 第7節 発達教育プログラム実践モデルの総括
 第8節 本論文の課題と今後の研究の展望
引用文献
謝辞
資料 
著者藤後悦子 著
発行年月日2012年02月15日
頁数432頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1901-1