顔の再認記憶に関する実証的研究
定価:
8,800
円(本体
8,000
円+税)
- 目次を表示します。
-
第1章 序論
第1節 顔の記憶をめぐる心理学的問題
(1)はじめに
(2)心理学研究における「顔」
(3)1970年代までの顔の認識および記憶研究
第2節 顔の認識・記憶に関する最近の研究動向
(1)既知の顔(familiar faces)の認識研究からの示唆
(2)コンピュータによる顔画像合成とそれを用いた顔の認識研究
(3)日常認知に対する関心と顔の記憶研究
(4)相貌認知障害に関する神経心理学的研究
第3節 本研究の目的と方法
(1)本研究の目的
(2)実験課題および指標
第2章 顔の再認記憶における意味処理優位性
第1節 意味処理優位性効果:問題の所在
第2節 部分―全体符号化説の検討
(1)目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
第3節 意味処理優位性効果は視覚的符号化段階に帰属できるか?
(1)目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
第4節 意味コード説の検討
(1)問題
(2)実験1:意味判断条件に用いる尺度の選択
(3)実験2:再認記憶実験
第5節 まとめ
第3章 表情が顔の再認記憶におよぼす影響
第1節 表情と顔の再認記憶研究:問題の所在
第2節 顔の再認記憶における表情の効果
(1)実験1
(2)実験2
(3)実験3
(4)考察
第3節 表情の効果と意味処理優位性
(1)実験4
(2)実験5
(3)考察
第4節 まとめ
第4章 人種の違いが顔の再認記憶におよぼす影響
第1節 顔の記憶と人種効果:問題の所在
第2節 短期・長期再認課題における人種効果
(1)問題と目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
第3節 自発的記憶方略と人種効果
(1)問題と目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
第4節 人種効果と意味処理優位性
(1)問題と目的
(2)方法
(3)結果
(4)考察
第5節 まとめ
第5章 相貌認知障害と顔の再認記憶
第1節 相貌認知障害と顔の認識・記憶研究:問題の所在
(1)はじめに
(2)相貌認知障害と顔の認知・記憶過程
第2節 事例研究:Tさんの顔の認識,記憶の特徴
(1)Tさんの症例
(2)顔の知覚・認識課題
(3)顔の再認記憶課題:同一画像と異表情画像の反復提示
(4)考察
第3節 まとめ
資料
第6章 全体のまとめと今後の課題
第1節 意味処理・表情・人種
第2節 日常生活における顔の認知・記憶との関係
第3節 顔の認知・記憶の神経心理学的障害への示唆
第4節 今後の課題
引用文献
追記
あとがき