博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

聴覚障害児における構文の指導に関する実験的研究

定価: 16,500 (本体 15,000 円+税)
聴覚障害児の言語指導の中で特に構文指導に焦点をしぼり、論理学的な考え方に基づき指導プログラムを作成し、実際に指導を行い、その結果から良否を考察した書。

【著者略歴】
中村真理(なかむら まり)
1952年 東京都に生まれる
1975年 東京学芸大学教育学部卒業
1983年 筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科修了
同 年 教育学博士(筑波大学)
埼玉純真女子短期大学専任講師を経て
現在、東京成徳大学助教授
目次を表示します。

Ⅰ部 序論 
1章 聴覚障害と言語
2章 聴覚障害児の言語力
3章 聴覚障害児の言語指導
Ⅱ部 聴覚障害児における構文の指導に関する実験的研究
1章 単文の指導
1節 指導プログラム作成のための基礎的検討
   A.指導文材料に関する考察
   B.指導手続きの基本的な考え方
   C.評価の問題
  2節 指導の実際
   A.実験1:「~が ~を なぐった。」の指導
   B.実験2:「~が ~を おいかける。」の指導
   C.実験3:「~が ~を おんぶする。」の指導
   D.実験4:「~に ~を のせる。」の指導
   E.実験5:「~が ~に ~を のせる。」の指導
   F.実験6:「~が 一に ~を わたす。」の指導
  3節 新しい視点からの分析
A.分析の観点
   B.分析の結果
   C.考察
  4節 結論
  5節 残された問題
2章 複合文の指導 
1節 否定の指導
   A.実験7:「否定」の理解
   B.実験8:「否定」の指導
  2節 連言の指導
   A.実験9:「連言」の理解
   B.実験10:「連言」の指導
  3節 含意の指導
   A.実験11:「含意」の理解(1)
   B.実験12:「含意」の理解(2)
  4節 埋め込み文の指導
   A.実験13:「埋め込み文」の理解と表出
   B.実験14:「埋め込み文」の指導
  5節 結論
  6節 残された問題
Ⅲ部 総括
〈引用及び参考文献〉
A 和文文献
B 欧文文献
あとがき
Appendix
索引
著者中村真理 著
発行年月日1996年02月29日
頁数314頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0974-6