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精神発達遅滞児の人物画に関する基礎的研究

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)
精神発達遅滞児の感覚教育のための人物画身体像測定法を作成し標準化を行った。さらに、事例研究によって感覚教育の効果測定法として有効である事を実証。

【著者略歴】
木舩憲幸(きふね のりゆき)
1949年 広島県生まれ
1973年 広島大学大学院教育学研究科修士課程修了(教育心理学専攻)
1993年 博士(心理学)(広島大学)
現 在  福岡教育大学障害児教育科助教授
目次を表示します。
はじめに
第1章 精神発達遅滞児の人物画に関する基礎的研究の意義
 第1節 精神発達遅滞児の感覚教育
  1.精神発達遅滞の定義
  2.精神発達遅滞児の感覚教育の系譜
  3.現代における精神発達遅滞児の感覚教育の動向
  4.精神発達遅滞児の感覚教育の事例
  5.精神発達遅滞の関連障害としての脳性まひと感覚教育
 第2節 精神発達遅滞児の感覚教育における身体像訓練の意義
  1.身体像に関する研究動向
  2.身体像の定義
  3.身体像の形成要因としての感覚運動能力
  4・精神発達遅滞児の感覚教育における身体像訓練の意義
 第3節 人物画による身体像の測定
  1.人物画と感覚運動能力
  2.感覚教育による身体像の変化と人物画
  3.人物画による身体像測定に関する研究動向
 第4節 本研究で取り扱う諸問題
第2章 精神発達遅滞児の人物画身体像測定法の開発
 第1節 人物画身体像測定法の作成
  1.人物画身体像測定法に求められる条件
  2.人物画身体部位別採点法の作成
  3.実施手続き
  4.採点手続き
 第2節 精神発達遅滞児における人物画身体像測定法の内的整合性の検討
  1.目的
  2.方法
  3.結果
  4.考察
 第3節 精神発達遅滞児における人物画身体像測定法の信頼性の検討
  1.問題と目的
  2.方法
  3.結果
  4.考察
 第4節 精神発達遅滞児における人物画身体像測定法の妥当性の検討
  1.問題と目的
  2.方法
  3.結果
  4.考察
 第5節 脳性まひ児における人物画身体像測定法の妥当性の検討
  1.問題と目的
  2.方法
  3.結果
  4.考察
 第6節 本章の結果に関する考察
第3章 精神発達遅滞児の感覚教育に伴う感覚運動能力と人物画の変化に
    関する事例研究
 第1節 重度精神発達遅滞児の事例
  1.事例の概要
  2.初回面接時の行動観察・諸検査の概要
  3.指導方針
  4.指導内容と経過
  5.指導に伴う感覚運動能力と人物画の変化
 第2節 脳性まひ児の事例
  1.事例の概要
  2.初回面接時における姿勢運動発達に関する観察の概要
  3.初回面接時の姿勢反射・反応の評価
  4.指導目標と内容
  5.指導に伴う感覚・姿勢・運動能力と人物画の変化
 第3節 本章の結果に関する考察
  1.感覚教育における人物画身体像測定法の有効性
  2.感覚教育による身体像及び関連能力の変化
第4章 本研究の結論
 第1節 本研究で得られた知見
 第2節 今後の研究課題
  1.人物画の身体部位の発達経過に関する検討
  2.感覚教育と人物画身体像測定法に関する事例研究
  3.関連障害を対象とした研究
参考文献
著者木舩憲幸 著
発行年月日1995年12月28日
頁数112頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0953-1