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聴覚障害児の語音識別に関する実験的研究

定価: 9,350 (本体 8,500 円+税)
本書は聴覚障害児の語音識別における時間的手掛りの処理能力について、識別率、情報量、反応の変動性、継時マスキングの観点から解明した実験研究である。

【著者略歴】
太田富雄(おおた とみお)
1957年 福岡市生まれ
筑波大学附属聾学校勤務を経て
現在、大阪教育大学勤務
目次を表示します。

第1章 問題の所在
 第1節 語音知覚における聴覚機能 
 第2節 語音知覚における音響的手掛り
 第3節 語音知覚と聴覚障害 
第2章 語音知覚に関する諸理論
 第1節 能動説
 第2節 受動説
 第3節 量子説
第3章 聴覚障害児の語音識別
 第1節 語音識別におけるスペクトル手掛り
 第2節 語昔識別における時間的手掛り
 第3節 語音識別に及ぼす継時マスキング効果
第4章 本研究の目的と構成 
第5章 実験的研究
 第1節 持続時間を変数とする語音の識別
  実験1 周期的音響特徴を持つ母音の識別
  実験2 非周期的音響特徴を持つCV音節の識別
 第2節 持続時間を変数とする語音の範疇知覚 
  実験3 持続時間を変数とする歯茎音の範疇知覚 
  実験4 範疇知覚における語音予測の影響
 第3節 CV音節の識別におけるマスキング効果 
  実験5 CV音節における母音音圧と母音持続時間の効果
  実験6 CV音節における母音のFl音圧の効果 
 第4節 単語中の音素識別におけるマスキング効果 
  実験7 単語における環境音間のCDの効果 
  実験8 単語における環境昔の音圧の効果 
 第5節 有声一無声破裂音の識別におけるマスキング効果
  実験9 有声一無声破裂音の識別におけるマスキング効果
第6章 総合的考察 
第7章 要約及び今後の課題 
文献
あとがき 
著者太田富雄 著
発行年月日1994年02月28日
頁数170頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-0868-8