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児童期の学力の発達に関する縦断的研究

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)

小学校6年間の学力、知能の縦断データと質問紙調査から、学力の発達軌跡と知能、性格、動機づけ、学習コンピテンス、学習方略、親の期待の影響を徹底検討。

【著者略歴】
宮本友弘(みやもと ともひろ)

1966年生まれ
1989年 筑波大学第二学群人間学類卒業
1994年 筑波大学大学院博士課程心理学研究科単位取得満期退学
2016年 東北大学大学院教育情報学教育部修了
博士(教育情報学)
現在 東北大学高度教養教育・学生支援機構准教授
専攻 教育心理学
目次を表示します。

第1章 序論
 1.1 本研究の意義
 1.2 本研究における学力の定義
 1.3 本研究で検討する学力の規定要因
 1.4 日本における児童期の学力に関する心理学的研究の概観
  1.4.1 学力の発達的変化に関する研究
  1.4.2 学力の規定要因に関する研究
 1.5 本研究の構成

第2章 研究の方法
 2.1 研究協力校の概要
 2.2 分析の材料
  2.2.1 学力に関する測定尺度
  2.2.2 学力の規定要因に関する測定尺度
 2.3 倫理的配慮

第3章 児童期における学力の発達的変化の検討
 3.1 小学校6年間の学力の構造
  3.1.1 目的
  3.1.2 方法
  3.1.3 結果
  3.1.4 考察
 3.2 小学校6年間の学力変化の分析(1):平均パターンの分析
  3.2.1 目的
  3.2.2 方法
  3.2.3 結果
  3.2.4 考察
 3.3 小学校6年間の学力変化の分析(2):変化パターンの類型化の
    試み
  3.3.1 目的
  3.3.2 方法
  3.3.3 結果
  3.3.4 考察
 3.4 本章のまとめ

第4章 児童期の学力変化を規定する諸要因の検討
 4.1 知能と学力の関連性の分析
  4.1.1 目的
  4.1.2 方法
  4.1.3 結果
  4.1.4 考察
 4.2 性格と学力の関連性の分析
  4.2.1 目的
  4.2.2 方法
  4.2.3 結果
  4.2.4 考察
 4.3 動機づけと学力の関連性の分析
  4.3.1 目的
  4.3.2 方法
  4.3.3 結果
  4.3.4 考察
 4.4 学習コンピテンスと学力の関連性の分析
  4.4.1 目的
  4.4.2 方法
  4.4.3 結果
  4.4.4 考察
 4.5 学習方略と学力の関連性の分析
  4.5.1 目的
  4.5.2 方法
  4.5.3 結果
  4.5.4 考察
 4.6 親の期待と学力の関連性の分析
  4.6.1 目的
  4.6.2 方法
  4.6.3 結果
  4.6.4 考察
 4.7 本章のまとめ

第5章 総合的検討
 5.1 学力を規定する諸要因の相互関連性の分析
  5.1.1 目的
  5.1.2 方法
  5.1.3 結果
  5.1.4 考察
 5.2 学力の変化パターンとの関連
  5.2.1 目的
  5.2.2 方法
  5.2.3 結果
  5.2.4 考察
 5.3 本章のまとめ

第6章 結論
 6.1 本研究の成果
 6.2 本研究の限界
 6.3 今後の課題

引用文献
付記
付録
 付録1 調査で使用した質問紙
 付録2 3.1における学年要因の単純主効果検定と多重比較の結果
 付録3 4.1の各重回帰分析における多重共線性の確認
 付録4 4.2で使用した小学生用5因子性格検査(FFPC)の信頼性
 付録5 4.3で使用した自己決定性尺度の信頼性
 付録6 4.4で使用した学習コンピテンス尺度の信頼性
 付録7 4.5で使用した学習方略尺度の信頼性
 付録8 5.1の各重回帰分析における多重共線性の確認
 付録9 5.3の重回帰分析における多重共線性の確認
著者宮本友弘 著
発行年月日2019年01月31日
頁数200頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2269-1