博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

  • 新刊一覧

コミュニティ音楽療法への招待

定価:本体 3,500 円+税

広範な音楽療法領域において比較的最近発展してきたコミュニティ音楽療法の歴史、理論、今日的実践について概説。世界中で実践されているコミュニティ音楽療法の多様性と活気に満ちた手法を示す。

【著者紹介】
ブリュンユルフ・スティーゲ(Brunjulf Stige):音楽療法
現在、ベルゲン大学グリーグアカデミー音楽療法科教授、同研究センター(GAMUT)所長、POLYFON(音楽療法のためのナレッジ・クラスター)プロジェクト代表を務めている。ベルゲン大学と密接に連携している共同研究所の健康部門代表を歴任。

レイフ・エドヴァルド・オーロ(Leif Edvard Aarø):社会心理学
現在、ノルウェー公衆衛生研究所メンタルヘルス部門(オスロ・ベルゲン)専門職ディレクターを務めている。同部門主任研究員、ベルゲン大学社会心理学准教授、スタンフォード大学心理学部研究員を歴任。

【監訳者紹介】
杉田政夫:音楽教育学
広島大学教育学研究科博士課程後期修了、博士(教育学)。
福島大学人間発達文化学類教授。

【訳者紹介】
伊藤孝子:音楽療法 
名古屋芸術大学芸術学部音楽ケアデザインコース准教授。同大学音楽総合研究所音楽療法部門(実践グループ“マイエ”)主任。

青木真理:臨床心理学・教育臨床学
福島大学人間発達文化学類附属学校臨床支援センター教授。

谷雅泰:教育学
福島大学人間発達文化学類教授。

菅田文子:音楽療法
大垣女子短期大学音楽総合学科教授。
目次を表示します。

日本語版への序文
序論
謝辞

第一部 イントロダクション

第一章 概要
 聴かれざる複数の声に耳を傾ける
 今日的実践のコンテクスト
 コミュニティ音楽療法を定義する
 コミュニティ音楽療法を認識する
 参加型とリソース志向の特性
 生態学的、パフォーマンス的な特性
 活動家の、省察的な、倫理推進的な特性
 慣例的な音楽療法との連続性と対照性
 結論
 キーターム、議論のトピックス、註
第二章 歴史
 音楽と健康に関する伝統的な共同的実践
 音楽療法の文献におけるコミュニティと関連した初期の理念
 音楽療法理論におけるシステム全体的、社会文化的な展開
 音楽療法のアジェンダの拡張
 関心の更新と新たなイニシアチブ
 国際的なフィールドの出現
 ルーツ、支流、類縁
 結論
 キーターム、議論のトピックス、註

第二部 基礎的概念

第三章 健康とウェルビーイング
 病気のない状態としての健康
 肯定的な健康とウェルビーイングの存在
 健康の関係的概念
 健康の次元
 メンタルヘルスの社会構成
 健康における不公正と不平等
 健康の不平等に関する解題
 ウェルビーイングと生活の客観的状況
 結論
 キーターム、議論のトピックス、註
第四章 コミュニティと社会的リソース
 社会的コンテクストにおける人間の発達
 コミュニティ
 社会的ネットワーク
 社会的サポート
 社会的ストレス
 社会関係資本
 社会的排除と周縁化
 結論
 キーターム、議論のトピックス、註
第五章 音楽、健康、コミュニティ
 音楽にできること
 音楽的なものと、準音楽的なもの
 音楽性、諸音楽、音楽家性
 関係性のパフォーマンスとしてのミュージッキング
 共同的ミュージッキングの統一性と多様性
 健康ミュージッキング
 交流の儀式
 実践コミュニティ
 結論
 キーターム、議論のトピックス、註

第三部 実践

第六章 課題
 個人的トラブルと社会的関心の間で
 参加型の課題:インクルージョンと市民参加
 リソース志向の課題:福祉と平等
 生態学的な課題:関係性と移行について
 パフォーマンス的な課題:健康とアイデンティティ
 活動家の課題:意識と社会変革
 省察的課題:認識と批評
 倫理推進の課題:反応性と責任
 下から、外側へ、周囲に
 結論
 キーターム、議論のトピックス、註
第七章 価値
 実践における態度と価値
 人のニーズと人権
 争われている、また試されている価値
 自由
 平等
 敬意
 結束
 対立する価値を扱うこと
 結論
 キーターム、議論のトピックス、註
第八章 プロセス
 事前の考察
 コミュニティ音楽療法の参加型プロセスのモデル
 批判的意識の形成
 アフォーダンスの評価
 団結と架橋
 困難への対応
 評価と調整
 コミュニケーションと祝福
 コミュニティ音楽療法のプロセスにおける時間と場所に関する注釈
 結論
 キーターム、議論のトピックス、註

第四部 研究と専門職

第九章 研究の目的と実践
 前提と目的
 プロセスと成果
 アクションリサーチ
 エスノグラフィー研究
 調査研究
 実験的研究
 実践的で多元的な研究を必要とする前提と目的
 結論
 キーターム、議論のトピックス、註
第十章 参加型実践の専門職化
 専門職化のポリティクス
 後期近代における専門職の情勢
 専門職的アイデンティティと再帰的適用性
 エートスと組織としての連携
 養成とスーパーヴィジョン
 専門職倫理規約と参加型の倫理
 結論と展望
 キーターム、議論のトピックス、註

フォト・クレジット
訳者あとがき
参考文献
人名索引
著者ブリュンユルフ・スティーゲ レイフ・エドヴァルド・オーロ 著 杉田政夫 監訳 伊藤孝子・青木真理・谷雅泰・菅田文子 訳
発行年月日2019年06月28日
頁数506頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2287-5