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アニメーションによる物語理解過程の心理学的検討

定価: 5,500 (本体 5,000 円+税)

アニメーション媒体で表現された物語を、我々はどのような過程で理解しているかについて、文章の物語理解過程モデルを援用し、映像固有の要因を含めて検討した。

【著者略歴】
梶井 直親(かじい なおちか)

2010年 学習院大学文学部心理学科卒業
2012年 法政大学大学院人文科学研究科心理学専攻修士課程修了
2018年 法政大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士後期課程修了
博士(心理学)
現在 鳥取大学ジュニアドクター育成事業推進室特命助教(2017年より)
専門は認知心理学、教育心理学
目次を表示します。
序論
第1章 アニメーションによる物語理解
 第1節 アニメーションとは
  第1項 物理的な特徴
  第2項 内容の特徴
  第3項 本研究におけるアニメーションの定義
 第2節 アニメーションを対象とした物語理解の研究
  第1項 アニメーションによる物語理解研究
  第2項 アニメーション教材を用いた教育的利用
  第3項 物語理解と理解過程

第2章 アニメーション理解過程に援用する理解過程理論
 第1節 物語の理解過程理論
  第1項 文章理解過程から発展したイベントインデックスモデル(EIモデル)
  第2項 スライドで表された物語理解から発展した表面的情報喪失理論
  第3項 人物の行動知覚から発展したイベント分割化理論(EST)
 第2節 アニメーション理解過程への援用が妥当な理論
  第1項 理論統合の可能性
  第2項 理論の比較検討

第3章 アニメーションによる物語理解過程に影響する要因
 第1節 文章理解過程と共通する要因
 第2節 視聴覚メディアに固有の要因
 第3節 ジャンルの要因
 第4節 本研究で検討する要因

第4章 本研究により明らかにしたい問題
 第1節 本研究の目的
 第2節 本研究の流れ

本論
第5章 イベントインデックスモデル援用の妥当性の検討
 第1節 物語を提示するメディアの主観的類似度評価(調査1)
 第2節 場面の単位に関する心的実在の検討(実験1)
 第3節 第5章のまとめ

第6章 アニメーション理解過程に影響を及ぼす要因の検討
 第1節 ストーリーアニメーション理解過程に影響する要因の検討(実験2)
 第2節 ギャグアニメーション理解過程に影響する要因の検討(実験3)
 第3節 第6章のまとめ

第7章 視聴覚メディア固有の要因の検討
 第1節 場面変化判断に関するBGMの影響(実験4)
 第2節 第7章のまとめ

結論
第8章 総合考察
 第1節 先行研究の総括
 第2節 本研究で得られた知見の総括
  第1項 文章理解過程のモデルはアニメーション理解過程に援用可能か
  第2項 アニメーションにおける状況モデルの更新に何が関わっているのか
  第3項 本研究における学術的意義と社会的意義
 第3節 今後の課題

引用文献

付録
付録1:大まかな/細かなイベントユニット分割の教示文(実験1)
付録2:場面のユニット分割の教示文(実験1,実験4)

謝辞
著者梶井直親 著
発行年月日2021年02月28日
頁数152頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2364-3