博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

  • 新刊一覧

フランス語圏スイスの学校音楽教育

定価: 5,500 (本体 5,000 円+税)

今 由佳里(こん ゆかり)
鹿児島大学准教授。
皇學館大学文学部講師を経て、現職。
福井大学大学院教育学研究科修了。博士(学校教育学 兵庫教育大学)。著書に「公共ホールが支援する音楽の学び」『音楽教育研究ハンドブック』(分担執筆,音楽之友社,2019)など。主な論文に「スイス・ジュネーヴ州における複合的アプローチによる音楽教育(日本音楽教育学会,2011)」「スイス・フランス語圏の音楽教育 エドガー・ヴィレームのメソッド(フランス教育学会, 2007)」 「伊勢神宮と幻の神楽『鳥名子舞』(神宮司廳,2015)」など。山形県出身者新人演奏会においてM. Ravel《水の戯れ》をピアノ独奏、そのほかコスモホール室内楽コンサートや秋篠音楽堂などにおいてピアノ独奏・連弾で出演など。カワイサウンド技術音楽振興財団研究助成〔音楽振興部門受賞(2013年度:音楽教育,2019年度:音楽学)〕。日本音楽教育学会、フランス教育学会、日本音楽表現学会、民族藝術学会、ISME各会員。
目次を表示します。

はじめに 
第1章 フランス語圏スイスの教育
 第1節 HarmoS以前の現代における学校制度の概要
  1.スイスの教育システム
  2.就学前教育と義務教育の概要
  3.2000年代におけるジュネーヴ州の教育制度概観
 第2節 フランス語圏スイスの教育計画(1989)PLAN D'ETUDES
ROMAND: pour les classes de 1re à 6e annéeの分析と考察
  1.フランス語圏スイスの学校音楽教育
  2.フランス語圏スイスの教育計画(1989)における音楽の内容
  3.学校音楽教育理念
  4.フランス語圏スイスの教育計画(音楽)の特徴
 第3節 ジュネーヴ州の小学校における習得目標(音楽教育)
  1.ジュネーヴ州の学校音楽教育が目指すもの
  2.目標の設定と構成
  3.各段階において身につけるべき習得内容
  4.「習得目標」に見られる特徴
  5.「習得目標」に見られるジュネーヴの音楽教育が目指すもの

第2章 ジュネーヴ州の公立小学校におけるリトミック授業と音楽授業
 第1節 ジュネーヴ州の学校音楽教育の現状
 第2節 リトミック科授業
  1.ジュネーヴ州公立小学校におけるリトミック授業事例の分析・考察
  2.リトミック授業の音楽的効果と教育的効果
  3.小学校における「リトミック」科授業
 第3節 子ども達が作品へ入りこむ体験型音楽鑑賞授業
  1.ジュネーヴ州の学校コンサート「コンサート・ジュネ」
  2.事前学習のための教材と授業概要
  3.作品へ入り込む体験型音楽鑑賞授業の効果
  4.小学校における音楽鑑賞授業
 第4節 特別な支援を要するクラスにおけるリトミック授業
  1.マイユ小学校における特別な支援を要するクラスのリトミック授業
  2.特別な支援を要する子どもとリトミック授業
 ★フォンタナ先生の名前リズム★

第3章 教師用指導書におけるCréation(創作)の活動
 第1節 フランス語圏スイスの教師用指導書:LA MUSIQUE A L'ECOLE
  1.PERCEPTION-CREATION-EXPRESSION における9つの活動具体例
  2.9つの具体例の特徴
  3.教師用指導書における「音楽の種を播く」活動
 第2節 フランス語圏スイスの教師用指導書:Viva Voce
  1.Viva Voceにおける創作内容
  2.総合的アプローチの視点からの「創作」内容の分析と考察

第4章 学外音楽学習機関を活用した器楽学習とヴィレーム・メソッド
 第1節 学外音楽学習機関を活用した器楽表現学習
  1.フランス語圏スイスの小学校教育と器楽表現学習
  2.学外音楽学習機関を活用した器楽表現学習
  3.学外音楽学習における教育の有効性
 第2節 エドガー・ヴィレームの音楽メソッド
  1.エドガー・ヴィレームの生涯
  2.ヴィレームの音楽教育概観
  3.早期教育の重視
  4.聴覚訓練のための楽器・機器の開発
  5.心理学的な音楽観
  6.ヴィレームの音楽教育

第5章 ジュネーヴ州における学校教員の継続教育
  1.スイスの教師教育のあり方
  2.2014-2015年度初等教育課程現職教員向け継続教育研修講座の概要とその特徴
  3.教員の継続教育の効果

展望―フランス語圏スイスの音楽教育からの示唆―

参考文献
初出一覧
謝辞
著者今由佳里 著
発行年月日2022年02月15日
頁数154頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2420-6