博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

レリバンスの視点からの歴史教育改革論

日・米・英・独の事例研究

定価: 2,750 (本体 2,500 円+税)

学ぶ意味や意義を子どもが実感できる歴史学習とはどのようなものか。本書は日・米・英・独の事例を手がかりにレリバンスの視点から歴史教育の改革を提言する。

【執筆者紹介(執筆順)】
二井正浩(にい まさひろ)
広島県生まれ。広島県立高等学校教諭、広島県立教育センター指導主事、国立教育政策研究所教育課程研究センター基礎研究部主任研究官・総括研究官を経て、現在、成蹊大学経済学部教授。

宮本英征(みやもと ひでゆき)
佐賀県生まれ。広島大学附属中・高等学校教諭を経て、現在、玉川大学教育学部准教授。

田中 伸(たなか のぼる)
神奈川県生まれ。兵庫教育大学助教、大阪大谷大学准教授を経て、現在、岐阜大学教育学部准教授。

原田智仁(はらだ ともひと)
愛知県生まれ。愛知県立高等学校教諭、兵庫教育大学講師・助教授・教授を経て、現在、滋賀大学教育学部特任教授。

中村洋樹(なかむら ひろき)
三重県生まれ。三重県立高等学校講師、愛知学泉短期大学非常勤講師などを経て、現在、四天王寺大学人文社会学部社会学科講師。

宇都宮明子(うつのみや あきこ)
広島県生まれ。広島県立高等学校教諭、佐賀大学文化教育学部准教授などを経て、現在、島根大学教育学部准教授。

空 健太(そら けんた)
山口県生まれ。長崎日本大学中学校・高等学校教諭、国立岐阜工業高等専門学校講師、同准教授を経て、現在、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官/国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官。

竹中伸夫(たけなか のぶお)
和歌山県生まれ。広島大学大学院教育学研究科助手、就実大学人文科学部講師、同教育学部講師を経て、現在、熊本大学大学院教育学研究科准教授。

服部一秀(はっとり かずひで)
岐阜県生まれ。岐阜県立高等学校教諭、国立岐阜工業高等専門学校講師、山梨大学助教授・准教授を経て、現在、同大学大学院総合研究部教育学域教授。
目次を表示します。
はじめに(二井正浩)

第1部 日本の歴史教育改革とレリバンス論
 第1章 「歴史総合」の新設とレリバンス論の必要性(二井正浩)
 第2章 生徒が歴史授業に見出すレリバンスの質的検討
     ―問いを構築する「世界史探究」単元「自由について考える」の場合―(宮本英征)
 第3章 レリバンス論とその射程(田中伸)

第2部 諸外国におけるレリバンスの視点からの歴史カリキュラム改革
 第4章 米国の新・新社会科期の歴史レリバンス論(原田智仁)
 第5章 米国にみる学習レリバンス構築のための主題的歴史カリキュラム構成論
     ―R.メトロのカリキュラム論を事例に―(中村洋樹)
 第6章 生徒の動機づけを図る学習レリバンス構築のための歴史学習
     ―ドイツバーデン・ヴュルテンベルク州用歴史科教科書の検討を基に―(宇都宮明子)

第3部 諸外国におけるレリバンスの視点からの歴史学習・評価改革
 第7章 生徒の感情に関与することを重視する米国の歴史学習プログラム(空健太)
 第8章 英国における評価問題を手がかりとした歴史学習のレリバンス(竹中伸夫)
 第9章 歴史政策問題のヒストリー学習/メタ・ヒストリー学習に基づく歴史授業
     ―ドイツの諸事例を手がかりとして―(服部一秀)

おわりに(二井正浩)
執筆者紹介
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
著者二井正浩 編著
発行年月日2022年03月20日
頁数224頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2430-5