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スクールソーシャルワーカーの支援開始の判断と支援行動の関連性

児童虐待事例の支援に焦点をあてて

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)

学校現場におけるソーシャルワーク専門職の支援の判断に焦点をあてて、質的調査と量的調査を実施し、その効果を検討した実証的研究。児童虐待防止対策への示唆を提示。

【著者略歴】
池田 紀子(いけだ のりこ)
ルーテル学院大学大学院総合人間学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了。
博士(社会福祉学)。社会福祉士。保育士。
児童相談所家庭復帰支援員、医療ソーシャルワーカー、スクールソーシャル
ワーカーを経て、現在、淑徳大学キャンパスソーシャルワーカー、ルーテル
学院大学研究員。
目次を表示します。

はじめに
 児童虐待対応における多機関間連携の課題
 本研究の構成

第1章 研究の背景と研究目的
 第1節 研究の社会的背景
  第1項 児童虐待の対応件数の増加
  第2項 虐待死亡事件を踏まえた児童虐待防止対策の取組み
 第2節 研究目的
 第3節 本研究で用いる概念の定義
  第1項 児童虐待
  第2項 児童虐待対応における閾値(しきい値)「Threshold」
  第3項 児童虐待通告の果たす機能
  第4項 関係機関の協働体制

第2章 児童虐待対応における学校と関係機関の連携に関する法制度と先行研究
 第1節 学校の機能を活かす児童虐待対応
 第2節 学校と関係機関の連携の課題
 第3節 学校におけるSSWerの活用
  第1項 児童虐待に関するSSWerへの役割期待
  第2項 スクールソーシャルワーカー活用事業の概要
  第3項 児童虐待に関するSSWerの実践についての研究
 第4節 学校でのソーシャルワーク実践へのシステムアプローチの適用の研究

第3章 ソーシャルワーク専門職の児童虐待対応における判断基準と閾値の概念に関する先行研究
 第1節 判断基準としてのリスクアセスメント
 第2節 児童虐待対応における閾値の概念
  第1項 法制度を介入基準とする閾値レベル
  第2項 リスクアセスメントを基準とする閾値の判断
  第3項 閾値の判断による支援開始の時期

第4章 調査概要
 第1節 研究デザイン
 第2節 質的調査
  第1項 調査目的とリサーチクエスチョン
  第2項 調査方法と調査内容
  第3項 調査協力者の基本属性
 第3節 量的調査
  第1項 調査目的
  第2項 作業仮説
  第3項 ビネット調査による分析モデル
  第4項 調査方法と調査内容
  第5項 調査協力者の基本属性

第5章 質的調査(第1調査:インタビュー調査)「児童虐待に関するSSWerの支援開始の判断と支援行動」
 第1節 分析方法
 第2節 テーマ分析による分析結果と考察
  第1項 分析結果
  第2項 支援行動と閾値レベルとの関連
  第3項 支援開始の判断と閾値レベルとの関連
  第4項 法制度を根拠とする支援開始の判断と閾値レベルとの関連
  第5項 テーマ分析による考察

第6章 量的調査(第2調査:ビネット調査)「SSWerの虐待重症度の判断と児童相談所への虐待通告の必要判断への影響要因」
 第1節 分析方法
  第1項 分析方法
  第2項 変数の操作化
 第2節 分析結果
  第1項 記述統計
  第2項 独立変数間の相関係数
  第3項 ロジスティック回帰分析による分析結果
 第3節 考察
  第1項 虐待重症度の判断への影響要因
  第2項 児童相談所への虐待通告の必要判断への影響要因

第7章 総合考察
 第1節 支援開始の判断と支援行動の関連性
  第1項 支援開始の判断基準としてのリスクアセスメントと法制度
  第2項 早期段階での広域協働体制の稼働
 第2節 SSWerによる児童虐待対応における実践への示唆
  第1項 的確な判断によるソーシャルワーク支援の開始
  第2項 法律を連携の枠組みとする支援行動
 第3節 児童虐待防止対策への示唆
  第1項 SSWerによる早期支援開始の判断基準の明確化
  第2項 児童虐待防止のための協働体制に関する法律の制定

第8章 終章
 第1節 本研究の要約
 第2節 本研究の意義
 第3節 本研究の限界
 第4節 今後の課題

引用文献
巻末資料
あとがき
著者池田紀子 著
発行年月日2023年08月31日
頁数226頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2478-7