博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

英語中間構文のイベント構造

定価: 7,700 (本体 7,000 円+税)

本書は語彙意味論の立場から英語の中間構文を動詞クラスに着目して考察し、述部の属性解釈や能格交替参与と言った諸特性の統一的説明を可能にするものである。
目次を表示します。
まえがき
第1章 はじめに
 1.1 英語の中間構文について
 1.2 動詞の分類法について:語彙分解と語彙概念構造の観点から
第2章 項構造分析への理論的前提
 2.1 はじめに
 2.2 動詞の分類
  2.2.1 語彙的アスペクト形式に基づく動詞分類 Vendler(1967)
  2.2.2 動詞の持つ基本的意味要素に基づく動詞分類 Levin(1993)
  2.2.3 まとめ
 2.3 語彙概念構造について
  2.3.1 はじめに
  2.3.2 語彙分解について
  2.3.3 LCSの形成について
 2.4 LCSダイヤグラムについて
  2.4.1 はじめに
  2.4.2 アスペクト構造からイベント構造へ
  2.4.3 LCSダイヤグラムについて
 2.5 まとめ

第3章 状態変化動詞の下位分類と中間構文形成
 3.1 はじめに
 3.2 能格交替と中間構文のLCSダイヤグラム
  3.2.1 能格動詞と中間構文形成動詞の分布について
  3.2.2 影山(1996)(2001)のLCSダイヤグラムについて
  3.2.3 中間構文のLCSダイヤグラム
  3.2.4 まとめ
 3.3 中間構文形成状態変化動詞と下位分類
  3.3.1 はじめに
  3.3.2 状態変化動詞クラスの形成する中間構文
  3.3.3 動作主動詞クラスの形成する中間構文
  3.3.4 位置変化動詞クラスの形成する中間構文
 3.4 LCSに基づく使役連鎖の精密化
 3.5 まとめ

第4章 心理動詞と知的行為動詞の中間構文形成
 4.1 はじめに
 4.2 心理動詞と中間構文形成
  4.2.1 心理動詞を巡る問題
  4.2.2 心理動詞の中間構文形成LCS
  4.2.3 心理動詞のイベント構造と形容詞的受動文,動詞的受動文の対立
  4.2.4 まとめ
 4.3 知的行為動詞の中間構文形成LCS
 4.4 中間構文のLCS内にみられるイベント間の相互関係
 4.5 まとめ

第5章 結論
 5.1 結論
 5.2 本書の意義及び今後の課題

参考文献
あとがき
著者関敬一郎 著
発行年月日2009年06月30日
頁数160頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1748-2