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比喩表現論

定価:本体 28,000 円+税

比喩の機能、修辞意識を考察した後、中古から近世の物語系散文の比喩の表現史を明らかにする。テキスト別用例索引、論文案内としても使える表現研究者必携の書。

【著者略歴】
多門靖容(たもん やすのり)
1961年 静岡県富士市生
1983年 名古屋大学文学部国文学科卒業(国語学専攻)
1988年 名古屋大学大学院博士後期課程単位取得退学(国語学専攻)
同 年 愛知学院大学文学部講師
現 在 愛知学院大学文学部教授(日本語学担当)
    博士(文学)
〈専攻〉
表現論、発話行動論
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
1章 比喩の機構と目的
 1.0 はじめに
 1.1 比喩の機構
  1.1.1 隠喩
  1.1.2 換喩
  1.1.3 提喩
  1.1.4 隠喩・換喩・提喩認識と関係する日常語
  1.1.5 隠喩(直喩)の変異タイプ
 1.2 比喩の複合タイプ
  1.2.1 換喩と隠喩の複合タイプ
  1.2.2 換喩と隠喩と提喩の複合タイプ
  1.2.3 換喩+隠喩あるいは換喩+提喩
 1.3 変異・複合タイプのまとめ
 1.4 比喩の目的
  1.4.1 対人コミュニケーション効果説
  1.4.2 比喩は説明するか
  1.4.3 美しい蛭の比喩
  1.4.4 らしさの表象
  1.4.5 発見、納得以外の喜び
  1.4.6 修辞意識の多様性
 1章注
 1章参考文献
2章 比喩の表現史
 2.0 はじめに
 2.1 比喩史の諸問題
 2.2 比喩史の方法
 2.3 中古散文の比喩
  2.3.1 古今集コード
  2.3.2 源氏コード
  2.3.3 中古全般に見られる表現
  2.3.4 竹取物語
  2.3.5 伊勢物語・大和物語
  2.3.6 落窪物語
  2.3.7 宇津保物語
  2.3.8 枕草子
  2.3.9 紫式部日記
  2.3.10 源氏物語
  2.3.11 浜松中納言物語
  2.3.12 夜の寝覚
  2.3.13 狭衣物語
  2.3.14 大鏡
 2.4 中世散文の比喩
  2.4.1 保元物語
  2.4.2 平治物語
  2.4.3 平家物語
  2.4.4 太平記
  2.4.5 曽我物語
  2.4.6 義経記
  2.4.7 御伽草子
 2.5 近世散文の比喩
  2.5.1 西鶴
  2.5.2 西鶴以後の浮世草子
  2.5.3 秋成
  2.5.4 黄表紙
  2.5.5 洒落本
 2.6 比喩の時代性
  2.6.1 時代的な表現スタイル
  2.6.2 比喩史と様式史
 2.7 喩辞固定の分析
  2.7.1 扇
  2.7.2 鏡
  2.7.3 氷
  2.7.4 糸
  2.7.5 雪
  2.7.6 月(含む「月日」「日月」)
  2.7.7 日
  2.7.8 尾花
  2.7.9 光る
 2.8 被喩辞固定の分析
  2.8.1 髪
 2.9 比喩史と文脈関与性
  2.9.1 扇―髪
  2.9.2 雛―人
  2.9.3 虫の殻―人
  2.9.4 柳―人
  2.9.5 時代的な思考と個別表現
 2.10 例示、参照域、修辞意識
  2.10.1 比喩と例示
  2.10.2 比喩思考と比喩表現の実現
  2.10.3 典型例と参照域
  2.10.4 比喩史との関わり
 2.11 総括
  2.11.1 比喩史と喩辞・被喩辞通覧
  2.11.2 再び文脈関与性について
  2.11.3 再び修辞意識について
 2章注
 2章参考文献
既発表論文との関係
付録―比喩表現研究論文抄―
索引(事項・人名)
あとがき
著者多門靖容 著
発行年月日2006年02月28日
頁数998頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1532-7