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日本語の韻律構造

定価: 7,150 (本体 6,500 円+税)
日本語のアクセント、潜在モーラ、リズムのような韻律的要素を用いて、音声の生成過程における人間の認知構造と行動構造を考察した研究書。

【著者略歴】
崔 絢喆(チェ ヒョンチョル)
 1992年 東国大学校文化大学日語日文学科卒業(韓国)
 1993年 慶文高等学校教師(韓国)
 1998年 東北大学大学院国際文化研究科異文化間教育論講座修士課程修了
 1999年 東北大学大学院情報科学研究科学習心理学講座修士課程修了
 2001年 東北大学大学院情報科学研究科学習心理学講座博士課程修了(Ph.D)
 現 在 東京都立大学人文学部客員研究員を経て、
     香港中文大学日本研究学系研究員
目次を表示します。
まえがき
第1章 日本語の音節構造に関する研究
 1.1 はじめに
 1.2 分析資料
 1.3 外来語における分節音対応に関する分析
 1.4 外来語における音節数に関する分析
  1.4.1 音節数の変化
  1.4.2 音節数変化の要因
  1.4.3 音節数増加の要因の判別分析
 1.5 外来語における音節再構成の過程に関する分析
 1.6 外来語における語形形成の要因に関する分析
 1.7 おわりに
第2章 日本語のアクセントに関する研究
 2.1 はじめに
 2.2 語頭モーラのピッチ制御に関する分析
  2.2.1 実験目的
  2.2.2 実験方法
   2.2.2.1 被験者
   2.2.2.2 刺激
   2.2.2.3 手続き
  2.2.3 実験結果
  2.2.4 考察
 2.3 アクセントからみた音節形成の容易さに関する分析
  2.3.1 実験目的
  2.3.2 実験方法
   2.3.2.1 被験者
   2.3.2.2 刺激
   2.3.2.3 手続き
  2.3.3 実験結果
  2.3.4 考察
 2.4 外来語におけるアクセントパターンの時間的変化に関する分析
  2.4.1 分析資料
  2.4.2 各期におけるアクセント変化の有無
  2.4.3 アクセントパターンの時間的変化(1)
  2.4.4 アクセントパターンの時間的変化(2)
  2.4.5 平板化の不可逆性
 2.5 外来語におけるアクセントパターンの変化要因に関する分析
  2.5.1 分析資料
  2.5.2 モーラ数によるアクセントの変化
  2.5.3 音節構造によるアクセントの変化
   2.5.3.1  4モーラ語
   2.5.3.2  5モーラ語
   2.5.3.3  3モーラ語
  2.5.4 挿入母音によるアクセントの変化
   2.5.4.1 挿入母音の有無
   2.5.4.2 挿入母音の種類
 2.6 おわりに
第3章 日本語のモーラに関する研究
 3.1 はじめに
 3.2 モーラの自立度に関する従来の研究
  3.2.1 生成からみた研究、及びその問題点
  3.2.2 知覚からみた研究、及びその問題点
 3.3 潜在モーラの顕在化によるモーラの自立度に関する分析
  3.3.1 実験目的
  3.3.2 実験方法
   3.3.2.1 被験者
   3.3.2.2 刺激
   3.3.2.3 手続き
  3.3.3 実験結果
   3.3.3.1 結果1:無意味語の場合
     3.3.3.1.1 生成
     3.3.3.1.2 知覚
   3.3.3.2 結果2:有意味語の場合
     3.3.3.2.1 生成
     3.3.3.2.2 知覚
  3.3.4 考察
 3.4 短歌のリズムにおけるモーラの自立度に関する分析
  3.4.1 実験目的
  3.4.2 実験方法
   3.4.2.1 被験者
   3.4.2.2 刺激
   3.4.2.3 手続き
  3.4.3 実験結果
  3.4.4 考察
 3.5 おわりに
第4章 日本語のリズムに関する研究
 4.1 はじめに
 4.2 リズムに関する従来の研究
  4.2.1 語レベルのリズム研究
  4.2.2 文レベルのリズム研究
 4.3 テンプレートに基づくフットに関する分析
  4.3.1 応援リズムにおけるフット分析
   4.3.1.1 実験目的
   4.3.1.2 実験方法
     4.3.1.2.1 被験者
     4.3.1.2.2 刺激
     4.3.1.2.3 手続き
   4.3.1.3 実験結果
   4.3.1.4 考察
  4.3.2 略語の形成におけるフット分析
   4.3.2.1 実験目的
   4.3.2.2 実験方法
     4.3.2.2.1 被験者
     4.3.2.2.2 刺激
     4.3.2.2.3 手続き
   4.3.2.3 実験結果
   4.3.2.4 考察
 4.4 自然発話のリズムにおけるフットに関する分析
  4.4.1 区切りにおけるフット分析
   4.4.1.1 実験目的
   4.4.1.2 実験方法
     4.4.1.2.1 被験者
     4.4.1.2.2 刺激
     4.4.1.2.3 手続き
   4.4.1.3 実験結果
   4.4.1.4 考察
  4.4.2 音楽リズムを用いたフット分析
   4.4.2.1 実験目的
   4.4.2.2 実験方法
     4.4.2.2.1 被験者
     4.4.2.2.2 刺激
     4.4.2.2.3 手続き
   4.4.2.3 実験結果
   4.4.2.4 考察
 4.5 文のリズムに関する分析
  4.5.1 実験目的
  4.5.2 実験方法
   4.5.2.1 被験者
   4.5.2.2 刺激
   4.5.2.3 手続き
  4.5.3 実験結果
  4.5.4 考察
 4.6 おわりに
結び
参考文献
著者崔絢喆 著
発行年月日2003年02月28日
頁数170頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1362-0