博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

話す・聞く能力育成に関する国語科学習指導の研究

定価: 11,000 (本体 10,000 円+税)

本書は、話し合う力の育成を[発言の理解・発言内容の構築・表現の工夫] の鍛錬にあるとし、瞬間的なアタマの中の働きに対する指導のあり方を記したものである。

【著者略歴】
若木常佳(わかき つねか)
1962年 広島県生まれ
広島大学大学院教育研究科博士課程後期文化教育開発専攻(国語文化教育学分野)修了(2007年3月)博士(教育学)
福岡教育大学大学院教育研究科教職実践専攻 准教授

1985年~2007年 広島県内の公立中学校に、国語科教員として勤務
2007年~2009年 大阪体育大学健康福祉学部 准教授
2009年から現職
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
序文(吉田裕久)
まえがき
序 章 研究の目的・方法と意義・特色
 第1節 研究の目的と方法
  第1項 研究の目的
  第2項 研究の方法
 第2節 研究の意義と特色
  第1項 研究の意義
  第2項 研究の特色
第1章 話す・聞く能力育成に関する研究の現状と課題
 第1節 話す・聞く能力育成に関する研究の現状
  第1項 先行研究・先行実践の縦断的整理という視点からの検討
  第2項 話す・聞く能力の分析という視点からの検討
 第2節 話す・聞く能力育成に関する研究の課題
  第1項 認知的側面に対する着目の必要性
  第2項 認知的側面の内実の解明と習得のための方途の究明
第2章 話す・聞くことにおける認知的側面の内実
 第1節 認知的側面の内実
  第1項 認知という内的過程
  第2項 情報処理に求められる知識の内実
  第3項 認知的側面の内実
 第2節 話す・聞くことの情報処理過程に求められる<方略>の内実
  第1項 話す・聞くことの情報処理過程
  第2項 話す・聞くことの情報処理過程において求められる<方略>
  第3項 <方略>を習得することの意義
第3章 話す・聞く能力における認知的側面に対する中学生の実態と課題
 第1節 実態調査の概要
  第1項 調査の目的・内容・方法
  第2項 分析・考察の方法
 第2節 認知的側面に対する中学生の実態
  第1項 中学生に対する実態調査
  第2項 認知的側面に対する中学生の実態
 第3節 認知的側面に対する中学生の課題
  第1項 指導すべき内容
  第2項 指導のあり方
  第3項 カリキュラムに対する示唆
  【補足資料】
第4章 認知的側面を中心にした話す・聞く能力を育成するカリキュラム
 第1節 カリキュラムの基本概念と編成の基本的条件
  第1項 カリキュラムの基本概念
  第2項 カリキュラム編成の基本的条件
 第2節 話す・聞く能力を育成する先行カリキュラムの検討と示唆
  第1項 先行カリキュラムの検討
  第2項 先行カリキュラムから導出されるカリキュラム編成に対する示唆
 第3節 認知的側面を中心にした話す・聞く能力を育成するカリキュラム
  第1項 カリキュラム編成における留意点
  第2項 話す・聞く能力を育成するカリキュラムの全体像
  第3項 話す・聞く能力を育成するカリキュラムの具体
  第4項 話す・聞く能力の認知的側面を育成するカリキュラム
第5章 話す・聞く能力における認知的側面を育成する指導法
 第1節 指導法工夫の留意点
  第1項 学習の成立過程における指導法工夫の留意点
  第2項 学習内容習得における指導法工夫の留意点
 第2節 学習の成立過程における指導法
  第1項 指導法工夫の留意点に基づく単元設計
  第2項 単元設計の実際
 第3節 認知的側面を育成する指導法の具体―「学習の手びき」―
  第1項 「大村手びき」についての考察
  第2項 「台本型手びき」についての考察
  第3項 「学習の手びき」の作成及び活用における留意点
結 章 研究の総括と今後の課題
 第1節 研究の総括
 第2節 今後の課題
あとがき
主要参考・引用文献
著者若木常佳 著
発行年月日2011年01月31日
頁数362頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1831-1