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教師の情報活用能力育成政策に関する研究

定価: 12,650 (本体 11,500 円+税)

国レベルの教師のICTリテラシー育成政策を対象に、国際比較研究から導いた分析枠を用いて、日本の教師のICTリテラシー育成の取り組みとその特質、位置、課題に迫る。

【著者略歴】
小柳和喜雄(おやなぎ わきお)
昭和63年3月 新潟大学教育学部卒業
平成2年3月 広島大学大学院教育学研究科教育学専攻 博士課程前期修了
平成4年3月 広島大学大学院教育学研究科教育学専攻 博士課程後期退学
平成4年4月 常磐大学 人間科学部・専任講師
平成9年3月 同上 退職
平成9年4月 奈良教育大学 教育学部・助教授
平成20年4月 奈良教育大学 大学院教育学研究科教職開発専攻・教授
目次を表示します。
序章 研究目的・研究方法と先行研究の概要
 第1節 研究目的と研究対象,及び研究方法
 第2節 先行研究の概要と本研究の位置
第1章 情報教育に関する世界の動向
 第1節 ヨーロッパ共同体(EU)における情報教育の動向
 第2節 ユネスコ(UNESCO)による国際比較研究
 第3節 ユネスコ(UNESCO)における教師のためのICTリテラシー
 第4節 共通の課題
第2章 教師のICTリテラシーの原理の検討
    ―リテラシー研究を参考に―
 第1節 情報教育とリテラシー
 第2節 リテラシーという言葉の由来
 第3節 リテラシー研究の推移の概略
 第4節 教育におけるリテラシー研究の推移の概略
 第5節 リテラシー研究から情報教育への示唆
 第6節 教師のICTリテラシーを育成する取り組みの分析枠
第3章 米国における教師のICTリテラシーを育成する取り組み―ISTEの取り組みを中心に―
 はじめに
 第1節 米国の教師教育における資質能力目標
 第2節 教師の資質能力とICTリテラシーの関係
 第3節 教師のためのICTリテラシー育成の手立て
 第4節 米国における教師のためのICTリテラシー育成方針の特徴
第4章 英国における教師のICTリテラシーを育成する取り組み
    ―イングランドの取り組みを中心に―
 第1節 英国の教育におけるICTの活用及びその政策の経過概略
 第2節 情報教育の全体構想と教師のためのICTリテラシーの関係
 第3節 教員養成における資質能力目標とICTリテラシーの関係
 第4節 教師のためのICTリテラシー育成の手立て
 第5節 英国(イングランド)における教師のためのICTリテラシー育成方針の特徴
第5章 豪州における教師のICTリテラシーを育成する取り組み
    ―クインズランドの取り組みを中心に―
 第1節 豪州における学校教育政策と教員養成政策
 第2節 クインズランド州におけるカリキュラム改革とICTリテラシーの関係
 第3節 クインズランド州における教員養成の資質能力目標とICTリテラシーの関係
 第4節 教師のためのICTリテラシー育成のの手立て
 第5節 豪州(クインズランド州)における教師のためのICTリテラシー育成方針の特徴
第6章 ドイツにおける教師のICTリテラシーを育成する取り組み
    ―eL3プロジェクトの取り組みを中心に―
 第1節 教員養成における資質能力目標とICTリテラシーの関係
 第2節 メディア教育と情報教育
 第3節 情報教育の全体構想と教師のためのICTリテラシーの関係
 第4節 教師のためのICTリテラシー育成の手立て
     ―eL3プロジェクトの場合―
 第5節 ドイツにおける教師のためのICTリテラシー育成方針の特徴
第7章 4つの国における教師のICTリテラシーを育成する取り組みに関する分析結果
 第1節 「支援体制」に関する分析結果
 第2節 「教師の専門性」に関する分析結果
 第3節 「ICTリテラシーの内容」に関する分析結果
第8章 日本における教師のICTリテラシーを育成する取り組みと4カ国との比較
 第1節 日本における情報教育政策の概略
 第2節 日本における情報教育の展開
 第3節 日本の情報教育が抱える困難性と課題
 第4節 情報教育に関わって日本の教員養成が抱える困難性と課題
 第5節 日本における教師のためのICTリテラシー育成方針の特徴
結論

参考文献一覧
著者小柳和喜雄 著
発行年月日2010年02月28日
頁数410頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1770-3