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重症心身障害児における定位・探索行動の形成

定価: 9,020 (本体 8,200 円+税)

反応が「乏しい」とされる重症心身障害児の定位・探索行動の実態を明らかにし、関連要因の分析をふまえた事例研究により、定位・探索行動の成立過程を探究する。

【著者略歴】
細渕富夫(ほそぶち とみお)
昭和32年 1月1日生まれ
昭和62年 東北大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学
同  年  長野大学産業社会学部 社会福祉学科 講師
平成元年 長野大学産業社会学部 社会福祉学科 助教授
平成8年  埼玉大学教育学部 障害児教育講座 助教授
平成11年 東北大学より博士(教育学)の学位を取得
平成14年 埼玉大学教育学部 障害児教育講座 教授
同  年  東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科 教授(併任)
※略歴は刊行当時のものです※
目次を表示します。
序章 本研究の目的
第1章 重症心身障害児の概念と分類
 第1節 重症心身障害児の概念
 第2節 重症心身障害児の分類
 第3節 重症心身障害児と重度・重複障害児
 第4節 まとめ
第2章 重症心身障害児の療育と教育実践的研究の歴史
 第1節 重症心身障害児療育の歴史
  1.重症心身障害児問題の顕在化
  2.重症心身障害児施設の設立運動
  3.重症心身障害児療育の思想
  4.国立療養所重症心身障害児病棟の設置
  5.重症心身障害児の教育保障と療育の場の多様化
 第2節 重症心身障害児の教育実践的研究の歴史
  1.第1期:初期民間重症心身障害児施設における教育実践的研究
  2.第2期:国立療養所重症心身障害児病棟における教育実践的研究
  3.第3期:学校教育における教育実践的研究
 第3節 まとめ
第3章 重症心身障害児の教育実践における定位・探索行動研究の意義 
 第1節 定位・探索行動の概念とその発達的意義
 第2節 乳幼児の定位・探索行動の発達に関する研究
  1.定位反応(注視・追視行動)に関する研究
  2.接近・到達行動に関する研究
  3.操作行動に関する研究
 第3節 重症心身障害児の定位・探索行動の発達に関する研究
  1.指導内容・方法(教具)について
  2.定位・探索行動の発達と関連する要因について
 第4節 まとめ
第4章 重症心身障害児における定位・探索行動の実態と指導仮説
 第1節 重症心身障害児における定位・探索行動の発達とその関連要因の検討
  1.問題と目的
  2.方法
  3.結果
  4.考察
 第2節 定位・探索行動とコミュニケーション行動との発達連関
    ―Ordering Analysisによる検討―
  1.問題と目的
  2.方法
  3.結果
  4.考察
 第3節 事例による指導仮説の検討
  1.定位・探索行動の形成に関する指導仮説の設定
  2.重症児研究における事例研究の意義
  3.事例の記述と研究事例の概要
 第4節 まとめ
第5章 手の運動コントロールに視点を置いた指導事例
 第1節 問題と目的 
 第2節 事例A:自発行動の微弱な重症心身障害児の手の運動を引き出す係り
  1.対象児
  2.指導開始時の行動状況
  3.問題の整理と指導の方針
  4.指導の経過
  5.考察
 第3節 事例B:目と手の協応が不十分な重症心身障害児の手の運動コントロールを促す係り
  1.対象児
  2.指導開始時の行動状況
  3.問題の整理と指導の方針
  4.指導の経過
  5.考察
 第4節 まとめ 
第6章 コミュニケーション行動に視点を置いた指導事例
 第1節 問題と目的 
 第2節 事例C:イナイイナイバー遊びによるコミュニケーションを利用した係り
  1.対象児
  2.指導開始時の行動状況
  3.問題の整理と指導の方針
  4.指導の経過
  5.考察
 第3節 事例D:身振りサインによるコミュニケーションを利用した係り 
  1.対象児
  2.指導開始時の行動状況
  3.問題の整理と指導の方針
  4.指導の経過
  5.考察
 第4節 まとめ
第7章 姿勢の保持・変換に視点を置いた指導事例
 第1節 問題と目的
 第2節 事例E:外界との関りの発現をめざした側臥位による係り
  1.対象児
  2.指導開始時の行動状況
  3.問題の整理と指導の方針
  4.指導の経過
  5.考察
 第3節 事例F:外界との関りの拡大をめざした座位による係り
  1.対象児
  2.指導開始時の行動状況
  3.問題の整理と指導の方針
  4.指導の経過
  5.考察
 第4節 まとめ
第8章 常同行動に視点を置いた指導事例
 第1節 問題と目的 
 第2節 事例G:「ロッキング」を利用した係り
  1.対象児
  2.指導開始時の行動状況
  3.問題の整理と指導の方針
  4.指導の経過
  5.考察
 第3節 事例H:「鈴への固執」を利用した係り
  1.対象児
  2.指導開始時の行動状況
  3.問題の整理と指導の方針
  4.指導の経過
  5.考察
 第4節 まとめ 
第9章 総合的考察
 第1節 重症心身障害児における定位・探索行動の発達とその関連要因
 第2節 重症心身障害児における定位・探索行動の指導法
第10章 結論と今後の課題 
文献
謝辞
著者細渕富夫 著
発行年月日2003年02月28日
頁数254頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1353-8