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中年期がん患者の心理社会的支援の可能性

ソーシャル・サポート・ネットワークの実態と支援の検討

定価:本体 6,000 円+税
がん患者の適応や生活の質の向上のためのソーシャル・サポート・ネットワークを検討し、サポート・グループの有効性を明らかに、適応条件と方法を提案する。

【著者略歴】
福井里美(ふくい さとみ)
看護師 臨床心理士 Ph.D(心理学)
1993年、日本赤十字看護大学卒業。日本赤十字社医療センター看護師を経て、聖心女子大学大学院修士課程、博士課程修了。大学院在学中よりNPO法人ジャパン・ウェルネス、ナグモ・クリニック東京等にてがん患者のカウンセリング、サポートグループ運営に携る。
2006年、山梨大学医学部看護学科専任講師。
2009年より首都大学東京健康福祉学部看護学科、准教授(現職)。
目次を表示します。
はじめに
第Ⅰ部 がん医療と患者への心理社会的支援の研究動向
 第1章 日本におけるがん医療の状況
  1.がん医療をめぐる動向
  2.がん治療の一般的経過
  3.がん患者への心理社会的サポート
  4.日本におけるがん治療経験の意味
 第2章 がん患者の適応,well-being,クオリティ・オブ・ライフとソーシャル・サポート
  1.がん患者への治療・支援の効果指標―クオリティ・オブ・ライフ,適応,well-being
  2.がん患者のソーシャル・サポートの適応,QOLへの効果
  3.ソーシャル・サポートを生み出すソーシャル・ネットワーク
 第3章 本書の目的
第Ⅱ部 がん患者のソーシャル・ネットワークの実態と支援
 第4章 初期治療中の中年期がん患者を支えるソーシャル・サポート・ネットワークとは―人数,構成,その人を構成員とする理由(研究1)
  1.初期治療をうける中年期がん患者を支えるソーシャル・ネットワーク
  2.方法
  3.結果
  4.研究1のまとめ:初期治療として手術を受ける中年期がん患者を支えたサポーターとは
 第5章 がん初期治療前後のソーシャル・ネットワークの縦断的変化とQOLとの関連(研究2)
  1.目的
  2.方法
  3.結果
  4.研究1および研究2のまとめと考察
 第6章 がん患者のための短期的サポートグループ参加後1年時点でのソーシャル・サポートと縦断的グループへの移行者の特徴―愛情関係タイプからの検討(研究3)
  1.研究の背景―我が国におけるがん患者サポートグループの現状
  2.目的
  3.倫理的配慮
  4.方法
  5.結果
  6.研究3のまとめと考察
 第7章 心理社会的支援を必要とするがん患者―Millerの健康関連コーピング・スタイル(MBSS)と情報・サポート希求行動(研究4)
  1.がん治療期により情報的・情緒的サポートを必要とする者とは
  2.目的
  3.方法
  4.結果  
  5.サポートグループを必要とするがん患者とは
第Ⅲ部 働き世代がん患者への心理社会的支援の検討
 第8章 中年期がん患者のソーシャル・サポート・ネットワーク―本研究の結果のまとめ
  1.初期治療を受ける中年期がん患者のソーシャル・サポート・ネットワークの詳細
  2.がん患者サポートグループ参加者の交換するソーシャル・サポートと愛情の対象のタイプと参加方法
  3.がん医療場面での情報的サポートの希求行動とコーピング・スタイル
 第9章 中年期がん患者のソーシャル・サポートの内容と個別性―意義と今後の課題
  1.中年期がん患者のソーシャル・サポートの理解を深める意義
  2.ソーシャル・サポートを増強する支援とは
  3.がん患者のソーシャル・サポート・ネットワーク研究の今後の課題
 第10章 日本におけるがん患者の心理社会的支援の実践の検討―サポートグループの実践への応用と実践研究の今後の課題
  1.がん対策基本法による最近のがん医療の動向と今後への示唆
  2.がん患者が求める情緒的サポートと情報的サポート
 第11章 がん患者への心理社会的支援の実践研究の今後の課題
引用文献
著者福井里美 著
発行年月日2011年02月28日
頁数220頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-1846-5

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