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エンパワーメント評価モデルに基づく教員のバーンアウト予防プログラム

現場と研究者の協働による実践への示唆

定価:本体 4,200 円+税

職務ストレスの観点から教員のメンタルヘルス問題を概観し、バーンアウト予防プロジェクトを実施。プログラム開発と評価の理論的検討に基づき、実効性および持続的な実践を構築する際の課題について示唆を得る。

【著者略歴】 
池田 満(いけだ みつる)
1978年神奈川県生まれ。国際基督教大学 教養学部卒業(2001年),国際基督教大学 大学院 教育学研究科 教育心理学専修 博士前期課程修了(2004年),同研究科心理学専修 博士後期課程 修了(2010年),博士(教育学)。慶應義塾大学学生相談室 アソシエイト・カウンセラー等を経て,現在,南山大学人文学部心理人間学科講師。
※データは刊行当時のものです※
目次を表示します。
第1章 はじめに:学校教員のメンタルヘルスの現状
第2章 教員の職務ストレスとその予防
 第1節 ストレス研究の概観
  職務ストレス
  バーンアウト:教員の職務ストレスに特徴的な反応
 第2節 バーンアウト予防に関わる要因
  心理社会的ストレスモデル
  個人レベル,環境レベルでの予防方程式
  ストレス・コーピングの方略
  バーンアウト予防に対するコミュニティレベルの資源
 第3節 日本の学校教員におけるバーンアウトの予防
  日本における教員バーンアウト研究の歴史
  ソーシャルサポートとエンパワーメントの促進による教員のバーンアウトに対する介入
第3章 プログラム開発と評価の理論的背景
 第1節 プログラム評価理論の概観
  プログラム評価の5つの機能
 第2節 プログラム評価モデル
  ニーズアセスメント
  プログラム内容の設計,プログラムの計画
  プログラムの実施とプロセス評価
  アウトカム評価
  プログラムの改善の維持・継続
 第3節 プログラム評価に関わる課題
  科学と実践のギャップ
  科学と実践の架け橋
 第4節 評価へのコミュニティ参加
  参加型評価モデル
  エンパワーメント評価
第4章 実践プロジェクトの概観
 第1節 本プロジェクトの政策的背景
 第2節 プロジェクト開始の経緯
 第3節 プロジェクト推進の指針  
 第4節 プロジェクトのスケジュール
第5章 予備調査研究
 第1節 調査方法
  調査対象者
  調査実施方法
  調査項目
 第2節 調査の分析結果
  マルチレベル分析とは
 第3節 調査結果についての考察
 第4節 次年度のプログラム実施へ向けて
第6章 プログラムの実施と評価
 第1節 実施するプログラムの内容
 第2節 プログラム評価の方法とスケジュール
 第3節 アウトカム評価のための調査
  調査対象者
  調査方法
  使用した尺度
  結果
 第4節 調査結果の考察とまとめ
  ソーシャルサポートとエンパワーメントの促進によるバーンアウト予防モデル
  プログラム評価の結果
  まとめ
第7章 インタビュー調査に基づくプログラム実施プロセスの評価
 第1節 フォローアップ・インタビューの目的
 第2節 インタビュー実施方法
  インタビュー協力者 
  インタビューの手続き
 第3節 インタビュー内容の分析結果
  全ケースを通した頻出語
  各ケースの分析
 第4節 考察
  学校の中での教頭の動き,取り組み
  本プロジェクトの理論的枠組みに対する教頭らの理解
  研究者の役割に対する認知
  このプロジェクトはエンパワーメント評価だったのか
第8章 実践プロジェクトの総括
  研究者と現場との関係性の構築
第9章 コミュニティ・ベースの予防プログラムの展開へ向けて
 第1節 コミュニティの能力の尊重
 第2節 コミュニティに根差した介入の構築の重要性
 第3節 研究者とコミュニティの協働のあり方としてのエンパワーメント評価
 第4節 協働的コミュニティ実践研究に必要な研究者のキャパシティ
 第5節 おわりに

引用文献
あとがき
著者池田満 著
発行年月日2017年03月20日
頁数228頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2175-5

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