博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

大島青松園で生きたハンセン病回復者の人生の語り

深くふかく目を瞑るなり、本当に吾らが見るべきものを見るため

定価: 3,080 (本体 2,800 円+税)

次世代を担う子ども達や若者にハンセン病を語り継ぐ

スティグマを有する病いに苦しむ人々を社会全体がどのようにケアすべきか。医療倫理はどうあるべきか。大島青松園で生きた17名のハンセン病回復者の人生の語りを聴き、過酷な人生を通して得た「英知」と「負の歴史」を学ぶ教訓の書。

【監修者】
近藤真紀子(こんどう まきこ)
岡山大学大学院 保健学研究科 准教授

【編者】
国立療養所 大島青松園
※データは刊行当時のものです※
目次を表示します。
1章 プロジェクトの意義
 1.プロジェクトの意義
(岡山大学大学院 保健学研究科 近藤真紀子)
 2.助成の意図(公益財団法人トヨタ財団 プログラムオフィサー 大庭竜太)
 3.ハンセン病回復者を代表して(国立療養所大島青松園
  入所者自治会会長 山本隆久)
 4.大島青松園を代表して
   (国立療養所大島青松園 園長 新盛英世)
 5.大島青松園看護部を代表して
(国立療養所大島青松園 総看護師長 築森恭子)
2章 ハンセン病回復者 大島辰夫 の語り(聴き手 三木えりか)
3章 ハンセン病回復者 山本隆久 の語り(聴き手 山端美香子)
4章 ハンセン病回復者 坂田ヒデ子 の語り(聴き手 眞田真紀)
5章 ハンセン病回復者 川口春子 の語り(聴き手 蜂須賀美江)
6章 ハンセン病回復者 K.Y. の語り(聴き手 大垣和也)
7章 ハンセン病回復者 川上明広 の語り(聴き手 近藤松子)
8章 ハンセン病回復者 森川重信 の語り(聴き手 藤川美恵)
9章  ハンセン病回復者 田村喜代江 の語り
   (聴き手 久保多美子)
10章 ハンセン病回復者 大智慶巳の語り(聴き手 尾崎貴美)
11章 ハンセン病回復者 脇林ムツ子 の語り
   (聴き手 近藤美津乃)
12章 ハンセン病回復者 大西笑子 の語り
   (聴き手 佐立実佐恵)
13章 ハンセン病回復者 多田清子 の語り(聴き手 小西 舞)
14章 ハンセン病回復者 大野安長 の語り(聴き手 川染知代)
15章 ハンセン病回復者 平塚香代 の語り(聴き手 里 友子)
16章 ハンセン病回復者 香川照子 の語り(聴き手 山下美智子)
17章 ハンセン病回復者 門脇花子 の語り(聴き手 瀬尾美香)
18章 ハンセン病回復者 本田久夫 の語り(聴き手 藤本利貢)
19章 ライフレビューの聴き手を担った看護師の感想 
 1.語りを聴き終えた看護師たちの感想(三木えりか、他)
 2.看護師らの取りまとめを行った副総看護師長の感想
   (石川和枝、土居明美) 
20章 プロジェクトに取り組む経緯およびライフレビュー実施による変化
(国立療養所大島青松園 前総看護師長 天野芳子)
21章 資 料
 1.ハンセン病の病態生理
(岡山大学大学院 保健学研究科 近藤真紀子)
 2.ハンセン病の歴史
(国立療養所大島青松園 前総看護師長 三浦妙子)
 3.国立療養所大島青松園の現状
(国立療養所大島青松園 前副総看護師長 石川和枝)
 4.国立療養所大島青松園の将来構想と今後の課題
(国立療養所大島青松園 総看護師長 築森恭子)
著者近藤真紀子 監修 大島青松園 編
発行年月日2015年12月15日
頁数570頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2099-4
チラシPDFをダウンロードする

関連書籍


死を看取り続ける看護師の悲嘆過程

近藤真紀子 著

定価: 8,250 円(税込)


ハンセン病者の生活実践に関する研究

桑畑洋一郎 著

定価: 9,350 円(税込)