博士論文・心理学・教育学など書籍・学術出版社|(株)風間書房

山口仲美著作集 8現代語の諸相 2

言葉の探検・コミュニケーション実話

定価: 6,380 (本体 5,800 円+税)

 著作集8『現代語の諸相2』は、ユニークな言葉、中国人や医者とのコミュニケーションをとりあげ、エッセイタッチで書いた単行本を収録している。ⅠⅡⅢⅣの四部から成る。
 Ⅰ部は、「言葉の探検」。ドキッとするような七二の言葉や表現をとりあげ、その特性を解明。冒頭に付いている問題を解いてから本文に読み進むと、論旨が一層明快に。
 Ⅱ部は、「言葉の先生、北京を行く」。中国人の大学教師・リーさんを中心に、彼らのコミュニケーション術やその能力の高さにたじたじとなる話を収録。
 Ⅲ部は、「大学教授がガンになってわかったこと」。命に係わる選択を、どのようなコミュニケーションで解決したのか。納得のいく治療を受けるための患者の心得を伝授。
 Ⅳ部は、「身辺エッセイ&経歴」。身の回りで起きた出来事、私の出会ったステキな先生、日々の思いなどを綴る。最後に、著者のこれまでの歩みを網羅した経歴を収めた。

【著者略歴】
山口仲美(やまぐち なかみ)
1943年静岡県生まれ。お茶の水女子大学卒業。
東京大学大学院修士課程修了。文学博士。
現在―埼玉大学名誉教授。
専門―日本語学( 日本語史・古典の文体・オノマトペの歴史)
著書―『平安文学の文体の研究』( 明治書院、第12回金田一京助博士記念賞)、『平安朝の言葉と文体』(風間書房)、『日本語の歴史』(岩波書店、第55回日本エッセイスト・クラブ賞)、『犬は「びよ」と鳴いていた』(光文社)、『日本語の古典』(岩波書店)など多数。
2008年紫綬褒章、2016年瑞宝中綬章受章。
専門分野関係のテレビ・ラジオ番組にも多数出演。

☆☆☆メディアで紹介されました☆☆☆
2018年11月5日 秋田魁新報に紹介されました。「日本語論、硬軟織り交ぜ 山口仲美著作集発刊」
2018年11月11日 東京新聞に紹介されました。「出版情報」
2018年11月16日 週刊読書人(特集 全集・講座・シリーズ)に先生が執筆されたエッセイが掲載されました。「全集・著作集が役に立つ時 筆者が考える3つのメリット」
2018年12月26日 日本経済新聞(夕刊)にインタビュー記事が掲載されました。「日本語学者・山口仲美の著作集刊行」
2019年1月18日 週刊読書人に『言葉から迫る平安文学3 説話・今昔物語集』が紹介されました。
2019年3月9日 図書新聞(3390号)に『言葉から迫る平安文学1 源氏物語』の書評が掲載されました。
「言語学的な方法に拠る分析の数々 山口仲美の長く充実した研究人生の、豊饒なその成果」評者は浅川哲也先生(首都大学東京教授)です。
目次を表示します。
著作集の刊行にあたって
まえがき
Ⅰ 言葉の探検
プロローグ
一 気になるわ、その言葉!(言葉の探検)
 「毛穴」 「嫉妬」 「男する」 「血目」 「チューする」 「愛敬」「車酔い」 「ほぞ」 「嫁いびり」 「こうべ」 「憎まれる」 「伏し目」 「餓死」 「堕胎」 「兎の数え方」
二 こんな読みもあり?(読み・書き)
 「一二三」 「東京」 「小豆」 「夫婦」 「一段落」 「言語道断」 「饅頭」 「興味シンシン」 「ステキ」 何ていう字になる?
三 そんな意味だったの?(意味の変遷・語源)
 「あかはだか」 「手枕」 「したり顔」 「尻目にかける」 「太っ腹」 「悲しい」 「愛する」 「達者」 「骸骨」 「情けない」
四 うまい! その言葉(効果的な言葉遣い)
 夫婦喧嘩の、その一言 女心をとらえる、その一言 愛を呼び戻す、その一言 絶頂から転落する瞬間の描写に輝く一語 命の瀬戸際での、その一言
五 まずいこと言っちゃった (失敗した言葉遣い)
 自尊心を傷つける、その一言 思いやりのない、その一言 相手を恥じ入らせる、その一言 相手をつきはなしてしまう、その一言 相手を怒らせた、その一言
六 言葉造りが楽しくて(名づけの話)
 名前が霊力を持つ時 マロのつく名前 読めない名前 男の子? 女の子? 人の名前のつけ方 きらっと光る、お酒の名前 本当ならいいなの薬名 「あだな」のでき方 「平成いろは歌」をつくる
七 昔の言葉はエレガント!?(古典語の話)
 「へど」 「まる」 「さが尻」 「びちびち」 「殺す」 「会う」 「みやび」 「うわの空」 「つぶつぶと」
八 垣根をとって話してみたい(若者言葉・熟年言葉)
 「超ムカツク」 「えっさっさ」 「はぁって感じ」 「っていうか」 「菓子(クヮシ)」 「おあがり」 「いとしい」 「針させ綴りさせ」 「トクホン」
ちょっと一息! ブレイクタイム
エピローグ

Ⅱ 言葉の先生、北京を行く―コミュニケーション実話(1)―
はじめに
一 日中の言葉を訪ねて
 「老婆(ラオポー)」は愛の言葉
中国の蟬(せみ)は何と鳴く?
 朧月夜の匂い
 古武士の花とは
 徹底した通訳の授業
 浮気談義
 頑固か個性か
 架け橋
二 日常会話の愉しみ
 言い間違いの妙
 「鼻水」に助けられ
 出物腫れ物
 和尚さんの靴下
三 中国人が日本古典を読めば
 思わぬ反応
 情交はあったのか?
 若き源氏物語研究者
 ちはやぶる神代も聞かず…
四 駆け引きの国にて
 無言の世界
 値引きの術
 交渉の達人
 消えた十元
 化ける季節
 万事大丈夫(メイクヮンシー)の国
 波風立てて地固まる
 三角形は四角です
五 人々の想いにふれる
 浦島太郎な人
 サボテンの心境
 ほくほく
 蛍雪の人
 柳絮(りゅうじょ)が舞う
 赤いネックレス
 温かい手
 再見
あとがき

Ⅲ 大学教授がガンになってわかったこと―コミュニケーション実話(2)―
プロローグ
一 大腸ガンの時
 ガンかと思ったら、何をすべきか?
 病院選びは、いつからするか?
 私的病院情報の集め方
 どっちの病院がいいか迷った時
 病院選びはなぜ大切か?
 ダメな病院だったら、どうするか?
 選んだ病院でホントによかったか?
 なかなか入院できない時
 個室にするか、大部屋にするか?
 大腸ポリープの内視鏡手術
 病理検査の結果を聞く
 セカンドオピニオンがほしい時
 術式と手術のリスクの説明を受ける
 執刀医の実力を知る方法
 腹腔鏡下手術とその後の不養生
二 膵臓ガンの時
 膵腫瘍はなぜ見つかったか?
 手術をするか、しないか?
 手術の実力は?
 術式と手術のリスクを説明してもらう
 膵腫瘍の手術
 医者の言葉で落ち込まない方法
 術後の回復を早めるには?
 職場にSOS発信をする
 抗ガン剤治療の実際
 抗ガン剤はどのくらい続けるべきか?
 主治医と合わない場合は、どうするか?
 主治医の紹介を頼む時
 術後の主治医はこんな医師がいい
三 比較・共通のこと
 経験豊かな麻酔科医か?
 治療を受けたい医療チーム
 頼りになる看護師とは?
 いじわる看護師対処法
 患者同士のコミュニケーション
 ガンについての知識を身につける
 体にいいことをする
 覚悟を決めて明るく生きる
エピローグ

Ⅳ 身辺エッセイ&経歴
一 身辺エッセイ編
 目をつける
 わが家の金魚騒動記
 悪い顔?
 説得じいさん
 わいわい酒とひとり酒
 そばとそうめんの話
 男が通いたくなる家
 妖艶な仏さま
 全集・著作集が役に立つ時
 鉛筆の思い出二つ
 桜の季節―気になる学生―
 私の出会ったステキな先生―小学校・中学校・高校―
 楽しい仲間
 展宏先生とのおつきあい―俳人・川崎展宏氏―
 底に流れる人間愛―歌人・小島ゆかりさん―
 宇治敏彦さんの『版画でたどる万葉さんぽ』
 吉田先生のホントの気持ち
 交遊抄―秘めた優しさ―
 選択
 四十の手習い
 ひつぎを蓋(おお)うて知る
 こころの玉手箱(1)―叔父に読んでもらった『小公女』―
 こころの玉手箱(2)―父の形見の根付―
 こころの玉手箱(3)―古典に目覚めた高校時代―
 こころの玉手箱(4)―母 手製の青空色のブラウス―
 こころの玉手箱(5)―セルビア土産の昆虫ブローチ―
 生き方を変える
 ガン患者の週間食卓日記
 元気な仕事イス

二 経歴編 
 山口仲美教授の履歴と業績
 1 学歴・学位・職歴・受賞歴
 2 研究活動
  (1)著書・編著書・監修書 
  (2)学術論文・展望・書評・辞典項目 
  (3)随筆・コラム 
  (4)座談会・対談・インタビュー・講演内容掲載誌 
  (5)学会活動  
 3 社会活動
  (1)出演・講演活動 
  (2)行政その他の委員活動
 (付)趣味的活動

既発表論文・著書との関係
あとがき―著作集の完成にあたって―
著者山口仲美 著
発行年月日2020年09月10日
頁数740頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2335-3

関連書籍

山口仲美著作集 7
現代語の諸相 1

山口仲美 著

定価: 6,380 円(税込)