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青年期における自己変容に対する志向性の個人差と発達的変化

定価: 6,050 (本体 5,500 円+税)

青年期における自己変容に対する志向性を、アイデンティティ形成や自尊感情などとの関連を中心に、個人差や発達的変化に着目しながら、その特徴を実証的に解明。

【著者略歴】
千島雄太(ちしま ゆうた)
1988年 埼玉県秩父市生まれ
2006年 埼玉県立熊谷高等学校 卒業
2010年 中央大学総合政策学部国際政策文化学科 卒業,学士(総合政策)
2012年 筑波大学大学院博士前期課程人間総合科学研究科心理専攻 修了
修士(心理学)
2016年 筑波大学大学院博士後期課程人間総合科学研究科心理学専攻 修了
博士(心理学)
2016年 筑波大学人間系特任助教 着任
2018年 筑波大学人間系特任助教 退職
現 在 京都大学こころの未来研究センター・日本学術振興会特別研究員(PD)

教育心理学・発達心理学を専門として,自己形成,時間的展望,友人関係など,幅広いテーマから青年期における心理的発達について検討している。
目次を表示します。
はしがき(佐藤有耕)

第Ⅰ部 理論的検討

 第1章 自己変容に関する理論的背景
  第1節 自己変容という現象の多様性
  第2節 主体的な自己変容に関する先行理論
 
 第2章 自己変容に対する志向性の研究の整理
  第1節 生涯発達的観点からみた自己変容に対する志向性
  第2節 自己変容に対する志向性の諸側面
  第3節 理想自己を伴う自己変容に対する志向性
  第4節 自己変容の捉え方
  第5節 自己変容の予期に伴う葛藤

 第3章 本研究の目的と構成
  第1節 本研究の目的
  第2節 本研究の構成

第Ⅱ部 実証的検討

 第4章 自己変容に対する志向性の年齢的傾向
  第1節 自己変容に対する志向性の年齢的傾向【研究1】
  第2節 本章のまとめ

 第5章 青年期における自己変容に対する志向性の諸側面
  第1節 自己変容に対する志向性の諸側面に関する
      探索的検討【研究2】
  第2節 自己変容に対する志向性の諸側面とアイデンティティ
      地位の関連【研究3】
  第3節 自己変容に対する志向性の諸側面と自尊感情の
      関連【研究4】
  第4節 自己変容に対する志向性の諸側面の学校段階による
      比較【研究5】
  第5節 本章のまとめ

 第6章 青年期における理想自己を伴う自己変容に対する志向性
  第1節 理想自己を伴う自己変容に対する志向性と
      アイデンティティ形成の関連【研究6】
  第2節 理想自己を伴う自己変容に対する志向性が
      アイデンティティ形成に及ぼす影響【研究7】
  第3節 理想自己を伴う自己変容に対する志向性の
      学校段階による比較【研究8】
  第4節 本章のまとめ

 第7章 青年期における自己変容の捉え方
  第1節 自己変容の捉え方に関する探究的検討【研究9】
  第2節 自己変容の捉え方と自己変容の実現の関連【研究10】
  第3節 本章のまとめ

 第8章 青年期における自己変容の予期に伴う葛藤
  第1節 自己変容の予期に伴う葛藤に関する探査機的検討
      【研究11】
  第2節 自己変容の予期に伴う葛藤の学校段階による比較
      【研究12】
  第3節 本章のまとめ

第Ⅲ部 総括

 第9章 総合考察
  第1節 実証的検討で得られた知見の整理
  第2節 本研究の学術的貢献
  第3節 教育的・臨床的支援への提言
  第4節 本研究の限界と今後の展望

引用文献
あとがき
資料目次
著者千島雄太 著
発行年月日2019年01月10日
頁数184頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2249-3

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