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中学校数学科の授業における相互作用プロセス

援助要請を視点として

定価:本体 7,000 円+税

中学校の数学の授業において、生徒がわからないことをいかにして他者と共有しながら学習を進めているのか、教室の談話とノートの質的な分析から明らかにした書。

【著者略歴】
山路 茜(やまじ あかね)

2010年 東京大学教育学部卒業(学校教育学コース)
2012年 東京大学大学院教育学研究科修士課程修了(学校教育高度化
     専攻)
2017年 同 博士課程単位取得退学(学校教育高度化専攻)
     立教大学 大学教育開発・支援センター 助教
     博士(教育学) 
目次を表示します。
第Ⅰ部 本研究の問題と目的
はじめに
第1章 数学の授業の相互作用プロセスに対する援助要請という視点
 第1節 援助要請への着目
  1 援助要請の有効性と研究アプローチ
  2 援助要請研究における課題
  3 本研究の理論的枠組み
 第2節 援助要請と数学の理解の側面
  1 数学的概念の二面性
  2 学習者の視点に立った数学の理解プロセス
 第3節 援助要請からみた数学の教室談話研究
  1 数学という教科固有の教室談話研究
  2 教室談話への参加における個人の特徴
  3 時間経過に伴う相互作用の変化
  4 課題構造による相互作用の相違
  5 相互作用における生徒間の関係性の変動
 第4節 教室談話に対する教師の役割
 第5節 研究課題の整理

第2章 本研究の方法と構成
 第1節 研究の方法
  1 授業観察
  2 談話分析
 第2節 本論文の構成

第Ⅱ部 生徒個人からみた学習の変容プロセス
第3章 聴き方と援助要請の仕方に着目した生徒個人の文字式理解プロセス
 第1節 本章の目的
 第2節 方法
  1 分析対象授業
  2 分析の枠組み
 第3節 結果と考察
  1 文字式の異同判断における理解の困難
  2 方程式の解法の違いに関する理解プロセス
  3 不等式の解法の性質に関する理解プロセス
 第4節 総括的考察

第4章 援助要請の対象と内容に着目したグループでの問題解決プロセス
 第1節 本章の目的
 第2節 方法
  1 分析対象
  2 分析の枠組み
 第3節 結果と考察
  1 できたと表明していない他者との対話の特徴
  2 できたと表明した他者との対話の特徴
 第4節 総括的考察

第Ⅲ部 課題の違いに応じたグループにおける相互作用の変動
第5章 課題の目的の違いに応じたグループでの生徒の援助関係の変動
 第1節 本章の目的
 第2節 方法
  1 分析対象
  2 分析の枠組み
 第3節 結果と考察
  1 議論内容の特徴の違い
  2 援助要請・援助の種類の違い
  3 生徒の援助要請・援助バランスおよびパターンの違い
 第4節 総括的考察

第6章 議論内容の違いに応じたグループにおける援助要請の意味
 第1節 本章の目的
 第2節 方法
  1 分析対象
  2 分析の枠組み
 第3節 結果と考察
  1 精緻な援助がなされなかった場合の相互作用の特徴
  2 精緻な援助がなされた場合の相互作用の特徴
 第4節 総括的考察

第Ⅳ部 生徒の協働的な相互作用を支える教師の役割
第7章 生徒間の協働を支える教師の質問発話とその省察
 第1節 本章の目的
 第2節 方法
  1 分析対象
  2 分析の枠組み
 第3節 結果と考察
  1 教師による質問発話の全体的な傾向
  2 グループ終了後の教師による初発の質問発話の傾向
  3 教師による質問発話の特徴
  4 教師の振り返り
 第4節 総括的考察

第Ⅴ部 結論と残された課題
第8章 数学の授業における援助要請に着目した相互作用プロセス
 第1節 総括
  1 第Ⅱ部のまとめと考察
  2 第Ⅲ部のまとめと考察
  3 第Ⅳ部のまとめと考察
 第2節 援助要請を起点とした中学校数学の相互作用プロセスのメカニズム
 第3節 残された課題

引用文献
あとがき
著者山路茜 著
発行年月日2019年02月05日
頁数238頁
判型 A5
ISBNコード978-4-7599-2273-8

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